GL-D組 メキシコvsイラン

立ち上がり、イランは後方に設定したプ゚レッシングゾーンでメキシコの攻撃を止める。
メキシコは中盤で素早く囲んで奪う。
メヒコ優勢ながらもチャンスは5分。
イランのビッグチャンスが2度続けて出たりしていた28分。
カリミがペナ横で犯したハンドでFK。
フランコがヘディングシュート気味にたたきつけたボールを、ブラボがダイレクトに合わせて先制。
しかし36分には、CKからレザエイが飛び込んでいって強烈なヘッド。GKがこぼしたところをゴルモハマディが押し込んでイランが追いついた。
後半、立ち上がりからメヒコは2枚同時に代えてくる。
後半7分にもメヒコは腿裏を痛めたボルヘッティをフォンセカに交代。
交代枠を使い切る。
その効果か、後半10分からはメヒコが一方的に押し込み始める。
イランは低い位置に構えたプレスを、浮き球もまじえたダイレクトパスでかき回されて危ういシーンを連発。
それでも31分までは持ちこたえたが、失点は意外な形から。
GKのキックの前に飛び出され、それをよけたボールは力なくメヒコ選手に飛ぶ。
そのヘディングでの落としを、一旦イラン選手が触るがトラップミス。
掻っ攫っらわれて裏に出され、飛び出したブラボがこの日2点目を決めた。
これで集中が切れ、足が止まったイラン。
中央に切り込んできた相手をイランDFが全員追っていまい、右サイドを走るホセ・フォンセカがドフリー。
当然そこに出され、綺麗なセンタリングからジーニャがヘッドで決めて、3-0。
イランは逆転されてから火がついたように必死にメヒコゴールに迫るが、パスの出し所はきっちりマークされていて防がれ続け、試合は終了した。
イランの交代は、後半17分にカリミを交代しているものの、2枚目を切ったのが36分。
3人目の交代はなし。
動けないダエイは最後までピッチに出し続ける等、これではメヒコに走り負けて当たり前。
自力の差がそのまま出た結果とはいえ、途中まではよく集中して五分に渡り合っていただけに悔いが残る。
 

GL-C組 アルゼンチンvsコートジボアール

アルゼンチンは競合だし、初出場のコートジボアール相手に押し込むのかな、と思っていたらさにあらず。
パスの運びもまったりしてるし、コートジボアールもよく攻めてる。
先制点は、24分アルゼンチン。
FKのこぼれ球がバウンドするところを、クレスポが飛び蹴りのように押し込んで決めた。
こぼれるのが解っていたように、クレスポは競り合いに参加せず、後ろに構えていた…
コートジボアールドログバ、カルーがアルゼンチンのDFラインまでは迫るが、最後がいい形で打てない。
そして38分。
リケルメのスルーパスから抜け出してサビオラ
クレスポオフサイドにしようとDFラインが前に動いた瞬間に、出し手と受け手がその一瞬を突いた。
スローで見て、こんなことができるのかと唸った。
そのままアルゼンチンがポゼッションして前半終了。
後半は攻撃の人数を減らしたアルゼンチンが受けに回る。
アルゼンチンの上手さ、ずる賢さが光り、そのまま封殺しそうな雰囲気。
19分にクレスポ、30分にサビオラを下げる余裕を見せるが、アルゼンチンの疲労と共に、序々にコートジボアールが押し込んで行く展開になっていく。
アルゼンチンの出足がかなり鈍くなった37分、逆サイドに流れたクロスを懸命に拾って折り返したボールをドログバが決めて、なんとか1点をもぎ取る。
しかし、その後は両者疲労からプレーの精度が落ち、アルゼンチンもさすがにこの時間帯でのやりかたを心得ていて、そのまま試合は終わった。

GL-C組 オランダvsセルビア・モンテネグロ

ダッチメソッド―― ピッチの幅一杯に広がったオランダが素早くボールを動かし、セルモンにボール奪取の狙いどころを絞らせない。
18分、ハーフウェイラインのFW2枚にクリアボールが飛ぶと、ファン・ペルシーがワンタッチでDFの裏へ。
ロッベンがそれを追って抜け出し、FKと一対一。
脇を抜いて流し込み、超高速カウンターでオランダが先制した。
その後オランダはゆとりをおもってポゼッション。
セルモンはどうにもボールを奪えず、このままジリ貧かと思われた。
セルモンは後半からミロシェヴィッチを下げて身長202cmジギッチを投入。
ポストの狙いどころができたのか流れを掴む。
後半も20分を過ぎるとオランダの疲労が目立ち、
前半あれほど見事だったダッチメソッドも影を潜め、囲まれてボールを失うことも度々。
攻撃はロッベン一辺倒。左サイドに入れないとどうしようもない。
24分には今日動きの悪かったファン・ニステルローイディルク・カイトに交代するが、状況は改善せず。
しかし、失点だけは免れて、オランダが逃げ切った。

ところでダッチメソッドの使い方間違ってないよね?
検索してもあんま引っかからないから不安。

GL-B組 スウェーデンvsトリニダードトバゴ

 
トバゴの組織化されたディフェンスに、スウェーデンの攻撃はラストパス・シュートが荒くなり前半無得点。
トバゴは攻めてもよくパスを回し、中盤までは崩すがペナルティエリアに侵入する選手が少なすぎて得点の臭いなし。
前半を0-0で終えて、トバゴのゲームプラン通り。
しかし、後半立ち上がりからのスウェーデンの猛攻で、エイベリー・ジョンが2枚目のイエローを受けて退場。
1人少なくなった、トバゴ。攻撃時にパスで組み立てられなくはなったが、守備は健在。
スウェーデンにたびたび決定的な形を作られるがなんとかしのぎきって、ドロー。
トリニタードトバゴは、初出場の初戦で勝ち点1を手に入れた。

GL-B組 イングランドvsパラグアイ

 
イングランドが開始から猛烈に押し込み、4分にベッカムのクロスからオウンゴールを誘う。
8分にはパラグアイGKビジャールが肉離れで交代。
泡をくって守備もチグハグ。
しかし、イングランドの追加点は無し。
後半に入って、イングランドの動きが落ちるとパラグアイの攻撃する時間帯も増えたが、パラグアイの攻撃は一貫して中央突破。跳ね返されたこぼれ球くらいでしかサイドを使わない。
パラグアイが後半22分に投入したクエバスは優れたテクニックを持ち、前線でボールを保持したが彼を生かす動きも無し。
パラグアイは、最後までパスの精度やアイデアも欠いた攻撃を続け、結局試合は1-0のまま終了した。
 

GL-A組 ドイツvsコスタリカ

 
開始からドイツが猛烈に仕掛ける。
動き出しが早い、パスが速い、前からの激しいプレス。
当然のように、前半6分にラームのミドルで早々と先制。
押されながらもコスタリカ、虎視眈々とカウンターを狙い、12分ワンチョペがドイツのDFライン裏に抜け出してグランダーシュートを決める。
ドイツは執拗にサイドを攻め続け、その5分後。
シュナイダーがペナ右横にてフェイントを織り交ぜてからのマイナスのグランダークロス。
飛び込んできたシュバインシュタイガーが右からシュート、と思わせてGKの前にできた隙間へ早いグランダーパス。
クローゼが抜け出して押し込み、再びリード。
20分以降はさすがにペースを少し落としたが、相変わらず人数をかけて攻めるドイツと、同じく人数をかけて守るコスタリカという形のまま前半は終わる。
後半はややコスタリカがボールを持てる展開になったが、ドイツは落ち着いてサイドから攻撃。
16分には、クロス→ヘッドからのこぼれ球を押し込んでクローゼがまた得点し、3-1とする。
コスタリカはまだ食い下がる。28分には、ドイツDFライン前までボールを運び、サイドのDFが相手に対応して下がってできたラインのギャップを利用してワンチョペがラインの裏に出た。その一瞬をうまくとらえたセンテーノ のスルーパス
ワンチョペがまた鮮やかなグランダーシュートできめて3-2とする。
42分には左サイドからのFKが、グランダーのパスとなり中央へ追いすがったフリンクスが、シュート。
これが、まだペナルティエリアに残っていた壁の上を抜いてゴール。4-2と再び引き離す。
ここからはドイツも後ろでまったりと回して試合を閉じに行った。
終わってみれば、常にドイツの方に傾いていたシーソーゲーム。
コスタリカが度々ひっくり返そうとしても、さらに攻撃的に潰しに行った。
充実した内容の開幕戦だった。

親善試合 マルタ戦

 
[スタメン]
     玉田   大黒
        中村
三都主 福西 中田 駒野
    中澤 宮本 坪井
        川口
 

[前半]
開始1分、三都主のクロスを合わせて玉田がいきなりゴール。
3回も画面の半分をふさいでスタメン紹介してる。
その間、試合は無視。
なんという糞中継か。
さっきまでスカパー見てたから余計に気になる。
ピッチの中央で日向・日陰が分かれてるが、日向にピントがあってると日陰は真っ暗。
10分まで見て。
バタバタと日本がダイレクトプレーで攻めまくってる。
マルタはただのサンドバックかな。引いた相手を崩す攻撃の練習でしかないという印象。
一つ一つのプレーにあんま意味ないね。
今も(17分)中田が中央から左サイドにダイレクトで凄い展開を見せたけど。
親善試合っていうより、練習試合だなぁ。
って、バタバタ攻めてるうちに24分か。
全然試合に言及してないやw
30分まで追加点は奪えずにいると、マルタが押し込む展開に。
駒野のサイドを攻めて、スローイン→FKと潰されながら粘るも、やっぱり点は入らず。
これを跳ね返しカウンター。ドリブルで抜け出したのは中澤。
真後ろからスライディングを入れられて潰された。
こんな時期に怪我したら偉いこっちゃ。
43分ビッグチャンス。
中田のハーフウェイラインからのフィードに玉田が追いつき、ペナ横からのグランダークロス。
大黒がGK目前でワンプッシュで決まった、と思ったがGKに抑えられた。
なんか知らんが前半終わり。
 
[前半終了]
あー練習試合、ていうか練習やね。
追加点が奪えなかったことに対しても練習で怪我するほど無茶するとか、手の込んだセットプレイ公開するとかその辺は封じてやってるわけで。
愚直に攻め続けて引いた相手を崩せるほどのレベルに無いってだけで。
マルタだって丸太じゃないんだし。
 
[後半]
後半から小野投入。
馬鹿アナは相馬さんがフォローするまで誰と変わったか言わずに、オノシンジヲトウニュウデスと壊れたレコードの様に繰り返している。
外れたのは坪井。相手があんまし攻めてこないので単純にCBを削った4バックになった。
小野はOHで入ったのか高い位置でボールに絡むが、連続でボールを奪われる失態。
7分、3対3のカウンターを受け、オフサイドを掛け損なってペナルティマークでトラップされてしまう。
が、相手がもたついていたので防げた。
12分、三都主中田浩二。左サイドバックのテスト。
やっと見所が来た。さて、どこまでできるか。
続いて、玉田に代えて小笠原。大黒ワントップ。
小笠原がフィニッシュに飛び出す動きを見たい。
中村も同じタスクが課されて前へ飛び出すハズ。役割を理解していれば。
かと思ったら、ダブルボランチと別に小野もいるんだっけ。
WBっぽく開くのか?
20分辺り。小笠原がDFの裏を狙って、スルーパス。大黒はGKの飛び出しより早くボールを蹴ったが、飛び出したGKに当たる。
福西→稲本。大黒→巻。あんまし代えすぎると交代選手の評価も難しいなぁ。
大量交代後は、中盤でボールを回すポゼッションサッカーに移行。
カウンターは反則で潰されている。
前半からだが、中田の縦パスが強すぎて受け取れないシーンが目立つ。
34分、中村がさすがのサイド突破からセンタリング。
ニアで小野が競って浮いたボールが巻に飛ぶが、競り勝てない。
38分、中田浩二が前で貼る小笠原に当てる。追い抜いていく中村に潰されながらも合わせて出し、ペナルティエリア侵入か、といったところでファールで潰された。FKは小笠原が蹴ったが外した。
その後も攻め立てたが、得点は奪えず終了。
 
[試合終了]
昔は中田英寿に預けておけば安心だったものだけど、時の流れは無常だなぁ…
ヒデでいうと鋭い縦パスが鋭すぎて追いつけないという、いつか見たような問題が。
動き出しを早くすれば、というより強く蹴りすぎているような。
中村は相変わらず日本の頂点だね、と。
小野はボール取られたり、無責任なパスミスが目立った。
もっとプレッシャーを受けない位置での展開役が妥当かと。
小笠原はもう中村の控え的位置。出場機会はあるだろう。
中田浩二三都主の代わりになるかといえば、オフェンス面ではまあ数合わせくらいにはなるか。
今日は負荷を受けてない守備は、ポカがないといいね。
巻・大黒ではワントップは無理、と。
後は本番か。
強敵相手だと化ける日本代表を期待するということで。