’07 PSM 水戸ホーリーホック

[スタメン]
    マルキ    柳沢

ダニロ     野沢    本山

         中後
新井場 ファボン 岩政 内田

        曽ヶ端
 
スカパーではフラット3ラインな4-4-2と表示されてたけど、
実際は、変形4-1-3-2。
野沢と中後が縦の関係のボランチに近い。
OHの3人のうち1人がDHの位置をフォロー、というのが実情に近いか。
 
前半は、水戸のプレスに苦しむ。
攻撃時のDFからの展開がどうにもまずかった。
DFラインのみが後ろに下がりすぎ、その間を繋ぐことができず
苦し紛れロングボールに終始。
新井場が前に出てボールを受けようとするが、水戸の早い寄せで出しどころは潰されていた。
 
それでも、23分の右CK。
こぼれ球を拾った内田からロングボール。岩政ヘッドで柳沢に。
敵DFがややかすって完全後ろ向きで受けた柳沢は丁寧に野沢に出して、シュートがズドン。
36分にも追加点。
 
後半になると、水戸のプレスも衰えて中盤でボールを持てるようになる。
5分で2点追加し、後は選手をバラバラと代えてテストモード。
危なげなく快勝、と。
 
で、前からだけどパスの繋がりが悪い。
マジックワードっぽい言葉なんで、自分が見た
「パスの繋がりが悪い」「組織的攻撃が未熟」
な例を画像つきであげます。
 
前線での行き詰まり図
(赤:味方、青:敵、白丸:ボール 攻撃方向上)

こういう風に詰まった時にも、ひたすら前へ自分で切り崩すか、
誰か追い越すのを待つ。
小笠原や本山ならその状態から針の穴を通すような精度で、FWにアシストしたりしてたけど。
 
そこで…

こういう場合はいったん下げてから展開すりゃいいのにと思うけど、
後ろからのフォローが無い。
敵が間に一枚居ても通せよってな感じで前や横にいる。
草サッカーのレベルでもやってることだし、最近は北朝鮮女子がこればっかやってた。
 
単なるバックパスじゃなくて展開を狙った戻しなんだけど。
ダイレクトで展開できれば、そうとう組織的でスピーディな印象になると思う。
てゆーか、画像メンドクサイ。
もうやらねー
 
えーと後は選手についてでも。
展開型のアレックスが抜けて、シュート屋マルキーニョスが入ったことで
柳沢の重要度が増している。
中盤がうまく機能してないこともその一因。
とにかく柳沢が前で触らないと、ただのロングボールや荒いこぼれ球で得点を挙げなくちゃならないから大変だ。
柳沢が出れない時は田代なんだろうけど、ヘッドでの落としもシュートもまともに出来ていなかった。
田代は純粋ストライカーとして育てた方がいいような気がするんだけどなぁ…
すぐ打つマルキーニョスは印象はいい。ただ前半終了間際に交代するかどうか様子をみている時に、腰を押さえていたのが気になる。
興梠のトリッキーな動きも、途中から投入するタイプとしては心強い。
 
得点した野沢は怪我が心配。
本山が下がってバランスをとるような動きが多く、そういうタスクを課されるとつらい。
ダニーロは体の強さと正確な技術があるが、足が遅く、ファンタジーのようなものはあまり感じない。
 
DHは中後1人では落ち着かず。
敵のプレスが衰えたこともあるが、青木投入でボールの引き出し・展開ができるようになっていた。
 
SB、内田はどうしたのか。プレーに思い切りがないような、効いてない印象。
新井場は、プレーの精度が荒めだが思い切った動きができていた。
 
岩政・ファボンのコンビ。前半低すぎ。中盤から離れて展開に困っていた。
スピードに不安があるのか?
 
曽ヶ端はあんま出番無し。
その他ヤング達は大量投入しすぎて印象があやふや。
その中で一番印象に残ってる石神ですら、「できることはできるけどできないことはできないねー」という、何も言ってないに等しい感想しかないので割愛、と。
 
こんな感じで今年もシーズンが始まる訳ですが、まったりよろしくお願いします。