第1節 川崎フロンターレ(A)

 
[スタメン]
     マルキ  柳沢 
  本山          ファボン
       中後  青木
新井場 ファボン  岩政  内田
         曽ヶ端
 
ファボントップ下の中後1ボランチでダイヤ型という話もあるけど
印象としてはこんな感じ。
 
[J's−GOALのこの試合]
http://www.jsgoal.jp/result/20070100010420070303_detail.html
 
5分辺りまでは、早い囲みで川崎にサッカーをさせない。
奪ってから素早く反撃、ラインを上げてきたら裏に正確なフィードと、
かなりいい感じ。
水戸戦と違い、SBが高い位置でボールを受けることができている。
だが、どうにも最後の一つの崩しが足りない。
そうしてるうちに15分辺りからは川崎の攻撃が機能しだす。
反撃の目を神経質に摘みにいったせいか、20分までに両チームイエロー4枚が出される。激しい主導権争いは、21分マギヌンのゴールで川崎の手に。
右からのセンタリングに対し、新井場が中に絞ったが、本山がファーをケアに戻るのが間に合わず、大外でマギヌンがヘッド、と。
 
ここから本格的に落ち着いた川崎。
中村憲剛のタクトのもと、次々と有効な攻撃を仕掛ける。
引いた位置でマークを受けずに、パスを捌き、時には飛び出す憲剛。
前半はなすすべなく終わる。
 
後半もそのままの勢いを持続。
鹿島攻勢の時間帯も作り出すが、本山がフィジカル好調・センスが不調といった感じで
最終局面で高クォリティな意外性を発揮してくれない。
11分のダニーロのヘディングがポストを叩いたのが入っていれば、リズムも変わったのだろうが。
そのまま後半26分には、本山・青木が増田・田代に交代。
走り回るもなにもできず、36分には岩政が2枚目のイエローで退場。
43分に内田に変えて興梠を投入したが、当たり前のように試合はそのまま終了。
 
シュート数は16:7でほぼ半分。
チームの完成度の差がそのまま出たという印象。
CK・FKがほぼ互角なので、ラストの精度に差があった、と。
 
柳沢は消え気味。
マルキーニョスは何でも自分で行くなら、もっと早くシュート打てばいいのに、と。
ダニーロは、フィジカル面で、というかヘッドが強いというのを見せたが、攻撃のクォリティ上昇にはノータッチ。
 
野沢が出れなくなって、攻撃の展開に課題が出た、というところ。
まあ、そんなに悪くないから弱いトコには勝てるよ、と前世紀末に聞いたら耳が腐りそうなセリフでまた来週。