GL-A組 ドイツvsコスタリカ

 
開始からドイツが猛烈に仕掛ける。
動き出しが早い、パスが速い、前からの激しいプレス。
当然のように、前半6分にラームのミドルで早々と先制。
押されながらもコスタリカ、虎視眈々とカウンターを狙い、12分ワンチョペがドイツのDFライン裏に抜け出してグランダーシュートを決める。
ドイツは執拗にサイドを攻め続け、その5分後。
シュナイダーがペナ右横にてフェイントを織り交ぜてからのマイナスのグランダークロス。
飛び込んできたシュバインシュタイガーが右からシュート、と思わせてGKの前にできた隙間へ早いグランダーパス。
クローゼが抜け出して押し込み、再びリード。
20分以降はさすがにペースを少し落としたが、相変わらず人数をかけて攻めるドイツと、同じく人数をかけて守るコスタリカという形のまま前半は終わる。
後半はややコスタリカがボールを持てる展開になったが、ドイツは落ち着いてサイドから攻撃。
16分には、クロス→ヘッドからのこぼれ球を押し込んでクローゼがまた得点し、3-1とする。
コスタリカはまだ食い下がる。28分には、ドイツDFライン前までボールを運び、サイドのDFが相手に対応して下がってできたラインのギャップを利用してワンチョペがラインの裏に出た。その一瞬をうまくとらえたセンテーノ のスルーパス
ワンチョペがまた鮮やかなグランダーシュートできめて3-2とする。
42分には左サイドからのFKが、グランダーのパスとなり中央へ追いすがったフリンクスが、シュート。
これが、まだペナルティエリアに残っていた壁の上を抜いてゴール。4-2と再び引き離す。
ここからはドイツも後ろでまったりと回して試合を閉じに行った。
終わってみれば、常にドイツの方に傾いていたシーソーゲーム。
コスタリカが度々ひっくり返そうとしても、さらに攻撃的に潰しに行った。
充実した内容の開幕戦だった。