ナビスコ 決勝1回戦 ガンバ大阪(H)

 
またリアルタイム(のつもり)更新は終了しました。
 
[スタメン]
     本山 田代
  深井       野沢
      増田 青木 
新井場 大岩 岩政 内田
       小澤
 
[サブ]
杉山 羽田 吉沢 山本 田中 興梠
 
大岩・青木が復活!
 
[敵さん]

   マグノ フェルナンジーニョ
      二川
家長 明神 橋本 前田
 シジクレイ 山口 青木
      藤ヶ谷
 
布陣に自信なし。試合中にこっそりなおそう
代表抜けても戦力が落ちてないですね、と。
 
[J's−GOALのこの試合]
http://www.jsgoal.jp/result/20060020060220060604_detail.html
 
[前半]
鹿島は中盤でアグレッシブにボールを奪いに行き、ガンバがやや受ける形。
4分、押し込まれて5バック気味になったガンバのDFライン前を、深井がスイスイとドリブルで切り裂き、得意のミドル。
枠をわずかに外す。
9分、笛が鳴ったあとにボールを蹴って家長にイエロー。
この辺りから鹿島の前からのプレスが影を潜める。
最初だけガツンと行く作戦だったか。
18分、家長を派手に倒して青木にイエロー。
28分、鹿島陣内からのFK。受け手がいないのか、大岩が近い選手を必死に呼び寄せる。
ここの展開から右の内田に速いパスが出るが、トラップミス。
チームのスタミナが切れてきた様子。
30分前後はガンバに押し込まれる。ガンバのサイドで作られるとやはり詰めが一歩遅れる。
攻め疲れたのか35分あたりから逆襲の時間帯。
だが敵ペナルティエリアに近づいてからの最後の一手を出しかねている。
新井場が中央に切れ込んでミドルを撃ったが、ミドルシュートだけが目立つ展開とも言える。
41分、鹿島左サイドの判定で線審と主審の判断が分かれて揉める。
こういう時自分の経験では、線審は「うるせー!とっとと主審に従え」と思ってる。
双方無理をせずに攻めあって、ガンバ優勢といったところで前半は終わり。
 
[前半終了]
前からの猛烈なプレスが続く訳無いので、それはいいとして。
特に無理もしていないが、攻めあぐねている。
ロングボールを放り込もうにも、前線で競れるのは田代だけ。
中央を経由した組み立ても狙って潰され、サイドはこちらが狙ってあがるタイミング以外はガンバに使われている。
まあ点数が動かないと、これがどうとか評価できないんですが。
交代のカード的にはガンバに分があるけど、後半に期待というところで。
 
[後半]
開始からいきなり本山が左サイドを切り裂いて、センタリング。
野沢がヘッドで合わせようとするもわずかに届かず。
鹿島もサイドを基点に攻め始めた。
徐々に押し込んでいくが、ガンバはカウンターを狙っている。
12分、ガンバの自陣からたった3人での全力疾走が、ピッチの幅一杯の攻撃になる。
マグノアウベスのシュートは小澤がギリギリで弾いた。
15分、鹿島カウンター。深井がセンターサークルの本山に預けると、ワントラップから絶妙のスルーパス
深井のシュートはまた外れた。消え気味でも本山はこういう別格なプレーをするから扱いに困る。
同じく15分、ここで増田→田中康平
ボランチを削り、単純に前の人数を増やしてきた。久々のツインタワーw
と言ってるうちに本山のミドル。
3バックに3トップをぶつけ、勢いづいて攻め立てるも、徐々に中盤を制圧されその効果が無くなっていく。
一方ガンバは交代もせず、前でのダイレクトプレーや動き出しで、淡々と有効な攻撃を積み重ねていく。
36分、新井場がドリブルで上がっていくところを後ろから削って、フェルナンジーニョにイエロー。
38分、本山→中後、野沢→興梠と、2枚同時交代。
運動量の少ない2選手を代えて、勝負をかける。
ガンバもすかさず39分に前田→播戸と切り札を切ってきた。
41分、カウンターのビッグチャンス。サイドに展開してしまい、田中が1人交わしてライン際からペナルティエリアに切り込むものの、センタリングをキーパーがキャッチ。
終了間際の46分、深井が体勢を崩しながらもボールをキープし、FKを得た。
これに大岩・岩政・青木まで上がって総攻撃態勢で望むも、スローインに逃げられて試合終了。
 
[試合終了]
青木・大岩の復活で、切り込まれても切り込まれても失点だけは阻止できた。
無得点での引き分けということで、次アウェイで1-1引き分けでもこちらの勝ち、とホンの少しだけ有利に。
今日の試合だと、田代のボールを引き出す動きやポストがやはり足りなかった。
深井がロングボールを受けるために、ペナ横まで走って一発トラップを決めているのに。
野沢のFKはやはり小笠原に遠く及ばず。中盤やサイドでボールを触っても時間を掛けすぎ。
時間をかけても、高い位置で誰かにボールを渡せればなんとかなるというプレーに見える。
まあいいや、とりあえずマルタ戦見なきゃ。

石川竜也選手の期限付き移籍

 
鹿島アントラーズオフィシャルサイト
http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/detail/20060529_11_159.html
 
 
左SBとしては新井場に次ぐ石川の放出。
クロスの精度では、新井場を上回る。
今期10節福岡戦での、2アシストを含む活躍がまだ記憶に新しい。
 
補強を前提にしているのだろうか?
なにも無しだったら、ただ層が薄くなるだけなんだが…

ナビスコGL6節 川崎フロンターレ(A)

 
[スタメン]
     アレ  本山
  深井       野沢
      増田 中後 
新井場 羽田 岩政 内田
       小澤
 
[サブ]
杉山 大岩 石川 後藤 山本 田代 興梠
 
中後は3試合連続出場。
大岩は復活ならず、今日も羽田。
 
[敵さん]
    ジュニーニョ 我那覇
       マルクス 
 マルコン 谷口 中村  森
   伊藤 寺田 箕輪
       吉原
 
 
[J's−GOALのこの試合]
http://www.jsgoal.jp/result/20060020020120060521_detail.html
 
[前半]
立ち上がりはまずまず。
内田、新井場の両サイドから持ち上がり、川崎の3バックにアレックス・深井・本山をぶつけて、
DFが偏ったところに増田が飛び出すといった基本形。
支配率では鹿島。川崎はロングボールから前線の個人能力でこじ開けようとしているが、基本的に封じ込められている。
15分はCKをキャッチした小澤がライナー性のキックで敵陣やや左のアレックスへ。
背中に伊藤を背負いながらも耐えて、疾風のように自陣から追い抜いていった本山にドンピシャのパス。
本山は右よりでフリーの野沢へラストパス、と美しい高速カウンターが決まったかに見えたが、野沢が裏に抜けるタイミングを計って中途半端にオフサイトポジションに進んでいた為、不発。
16分、走りこんでくる谷口に突っ込んで中後にイエロー。
18分、左サイドでパスカットした増田がそのまま前へ進み、アレックスへ。
DFラインでポストしたところを本山が右上角を狙ったシュート。わずかに外れたが、カウンターの脅威を与えている。
22分、リスタートが遅いと吉原にイエロー。
23分、後ろから本山のモモカンに入れてマルコンにイエロー。
25分、センタリングの対応に羽田と小澤がかぶってここぼれ球をジュニーショがスライディングシュート。
外れてくれて助かったが、稚拙なミスだ。
続いて右サイドにマルコン侵入。内田を前に置いたまま鋭いクロス。
ニアで我那覇と羽田が競り合い、触られずに抜けてきたボールにジュニーショと絡まって飛び込んだ中後。
中後に当たったボールは、ふわりと浮いて倒れていた小澤を越えていく。
小澤は必死に反転してかき出そうとするが、すでにボールはゴール内でバウンドしていた。
支配すれど先制されて、27分に0-1。
失点で同様したのか、直後にDFラインの裏にジュニーニョが抜け出してシュート被弾。
その後も前掛りになりすぎ、スカスカになったDFをジュニーニョが切り裂く。
ドンドン飛び出してくる川崎に、戻りながらの鹿島のマークがずれまくる。
35分にもジュニーニョがDFライン裏で小澤と一対一。小澤に当ててくれた。
そんな押し込まれた38分。
苦し紛れのクリアボールを箕輪がトラップしたところに、ダッシュで迫って奪い取ったアレックス。
転がっていくボールにペナ左のゴールライン際で追いつき、中央にマイナスで折り返すと、ペナルティアークで野沢が合わせて右隅を狙ったインサイド。正確に突き刺して1-1と追いついた。
今度は川崎がバタつく。39分野沢が右からミドル。
42分のFKは野沢が直接狙ったが、上に大外れ。
44分、左サイドゴールライン直前で深井が倒されてFKも野沢。シュート性の速いボールでCK。
グランダーで深井に戻し、深井はファーにダイレクト。浮き球に走りこんだ中後のボレーはサイドネット。
軽く川崎の逆襲を受けたところで、前半終了。
 
[前半終了]
前半は悪くない。
増田がスピードを生かしたパスカット、飛び出しを多く見せて活躍。
前線はアレックスを中心に、深井・本山が美味く絡んで高速カウンターを見せていた。
フィニッシュを決めた野沢は、ラスト一発にのみ美味しく絡んでシュートを打っている。
ただジュニーニョに手がつけられずかき回されているシーンも目立った。
後はセットプレイでのキック。野沢をもってしても小笠原並とはいかないので、W杯後も含めて気にかかる。
 
記述できなかったが、映ってないところで増田・アレックスがそれぞれイエローを貰っている。
 
[後半]
立ち上がりから落ち着かず、川崎の勢いを受け止める。
5分、オフサイドにかかってからボールを蹴った谷口にイエロー。
なんか出さなくてもいいカードが多いな。
8分、鹿島ペナルティエリアからクリアしたボールを、左サイドのマルコンがワントラップボレーでのミドルでバー直撃。
ジュニーニョに寄せた中後、露骨なシャツ引っ張りを咎められる。
11分、ペナ横からのスローインマルクスに浮き玉を送られ、ペナルティアーク付近でフリーだった谷口のヘッドがバー直撃。
12分、箕輪がゴール前から出したパスをカットしたアレックス、グランダーシュートを打つがギリギリでセーブされる。
15分辺りでは、カードを出しまくってる扇谷主審に対して、接触するごとに今のもカードだろとアピール合戦。
カードに頼ったジャッジの歪みが露呈される。
18分、深井が敵ゴール前で腹を踏まれて、倒れる。一旦流したレフリーは鹿島ゴール前でプレーが切れてからゲームを止める。踏まれるところを見てなかったのだろう。
20分、マルコンとアレックスが工作。マルコンを蹴った形になったアレックスは2枚目のイエローで退場。
アレックスは後半からボールの出しどころに対してのチェックをタスクとして課されており、こういう接触が多かった。
これで本山1トップ状態となる。前線を見回しても深井・野沢とロングボールは競り合えば確保できない状態。
田代の投入が妥当と思われるが、交代のないまま30分。先に動いたのは川崎。
マルクス → 黒津と交代。
30分辺りから川崎に押し込まれるシーンが目立つ。
自陣半分より後ろに引きこもり、クリアしても受ける選手がいない。
守備の交代に駒がないとしても、FWを動ける選手にして追わせればいいのに。
と、そうして空き放題押し込まれている35分。
右サイドでジュニーニョのクロスに足を当てて、ボール中央に高くあがる。
落下地点に入るのが遅れた中後はあっさり跳ね飛ばされて、ボールはDF裏へ。
これを黒津が拾って決めた。1-2とまたビハインド。
点を取られてやっと田代・興梠が交代準備。
その間、まったく攻められず。川崎がゆったり回すに任せ、DFラインに挑んで来てからの守備。
39分にやっと交代。本山→田代。深井→興梠。
これでやっと息を吹き返し、攻撃に出ていきなり野沢のミドルも外れる。
鹿島が息を吹き返したところで川崎もすかさず交代。41分に谷口→原田。
川崎ゴール前で興梠とマルコンがヘッドの競り合いで頭が接触し、側頭部に入れられた興梠は動けずタンカで外にでる。
外に出て立ち上がってもふらついている。
興梠が戻ったのが44分。
ロスタイムはボールを回す川崎を前にノーチャンスで終了。
 
[試合終了]
負けても予選通過。
しかし、引き分けは取れたんじゃないか?
アウトゥオリが後半ニヤニヤしていたのが気になる。
大体アレックスが退場したのだって、あの位置での守備を指示し続けていたことに遠因があるんだし。
リーグ再開後に当たるから手の内を隠したつもりか?関塚監督に?
どう評価していいのか迷うが、前半のデキを見るとカウンターでの攻撃はけっこう鋭い。
ポゼッションを上げようとすると偉大な落ち着き所、小笠原の不在が問題になってくる。
大きな得点源のセットプレイも期待できない。
守備は増田・中後と足りない部分をラフに行って止める傾向があるのが気にかかる。
 
次は6/4にガンバ大阪。アレックスも欠いた状態で戦うことになる。

第12節 浦和レッズ(A)

 
[スタメン]
     アレ  本山
  深井       興梠
      増田 小笠原 
新井場 大岩 岩政 内田
       小澤
 
[サブ]
杉山 羽田 後藤 中後 本田 田代 野沢 
 
TBSによれば本山FWで深井2列目とか。
 
[敵さん
       ワシントン
     小野   ポンテ
三都主           山田
     長谷部  鈴木
   坪井  闘莉王 堀之内
         山岸
 
ワシントン1トップの3-6-1。
 
[J's−GOALのこの試合]
http://www.jsgoal.jp/result/20060100010120060507_detail.html
 
[前半]
開始していきなりアレックスが削られて、タンカで外に出る。
そのリスタートで、ポンテが左サイドを大岩を寄せ付けずに上がっていく。
石川は守備時に飛び出しすぎていて裏を取られた形。
ペナ横からワンバウンドのクロスが入れられると、中は岩政・内田の2枚。
このラインの手前にボールは送り込まれ、岩政反転しようにも芝が滑る。
その位置にワシントンが位置していたが、さらに手前に小野が飛び込み、ダイレクトで蹴り込んた。
ボランチは小笠原がペナルティエリアにかかる位置まで戻っては来ていたが、誰もマークしておらず小野が飛び込むのを只見ているだけ。増田は姿すら見えない。
開始早々に失点し、0-1。
10分あたりまで、まったくボールを持てない。
攻めるとすぐに奪われている。
なんとか、ボールも中盤まで繋げられるようになた17分。
右サイドをボールを持って上がってきた多分長谷部が、DFライン前のワシントンにグランダーパス。
これを前から戻って来た岩政が奪い返しにかかるものの、奪い合いからボールはDFライン裏にこぼれる。
競った岩政、その前の大岩共にボールを見送るが、ワシントンはDFライン裏に猛然とダッシュ
小澤が飛び出すも、ワシントンにさらわれ、なんとか内田が前に回りこんでスライディングするも交わされて至近距離からズドンとシュートで、2失点目。0-2、やられ放題。
28分辺りに、3度CKを繰り返すもゴールは割れず。
この辺りではかなり前がかりに攻めてはいるが、パスの精度が悪く、逆襲の不安が頭をよぎる。
30分代に入ると、浦和の中盤が間延びし、広くスペースが開く。
実際押し込んではいるのだが、スペースを使う動き出しが無く、後ろに戻すシーンが多い。
アレックスが大きく動き、なんとか攻めを組み立てているといった印象。
40分代もそのまま、攻めあぐねて前半終了
 
[前半終了]
20分までが酷すぎた。
その後の攻勢も浦和が攻めを控えて守っているからという印象がある。
ボランチに本職がいないのは深刻。
 
[後半]
鹿島は交代あり、興梠→野沢。
またも立ち上がり。
CKからペナ前ドフリーの小野へ。
小野がループで決めて3点目。杜撰な守備だ。
6分、サイド突破に掛かった内田を倒して長谷部にイエロー。
14分、深井→田代。今日は顔出しが少なかった深井から高さもある田代へ。
17分、本山→中後。小笠原を前に出すとのこと。
中後は入って2分で小野を削ってイエロー。
24分、カウンターで独走しかけたワシントンに追いついてうまく体をいれた内田。DFのスピード面を担当しているという感じ。
後半も攻勢に出ていたが、徐々にスタミナが切れてきたのか前にでる人数が減ってくる。
30分に達するまでには、奪ってから3人程度でカウンターをし、前を塞がれてやっと2人上がってくるという現状。
それでもこの辺から再び息を吹き返し、浦和を自陣に押し込める。
33分のアレックス。左サイドから野沢入れたボールをペナルティアークでトラップするが、このビッグチャンスもシュートを枠外に外してしまう。
37分、浦和も交代。ポンテ→内舘。
41分、小野→永井。
直後、ペナルティエリアに侵入したワシントンを引っ張って倒し、内田にイエロー。
そしてPK。ワシントンが当たり前に決めて、0-4と屈辱的なスコアになってきた。
その後は特に何も出来ず浦和がしっかり試合を終わらせた。
  
[試合終了]
ボランチがいないという状況で、守備の詰めの甘さが出て出て出て出まくったというところか。
増田の展開力の無さを補わせる為に、小笠原と組ませたのだろうが、守備の方は両者とも本職でないだけに見逃しが多い。
本田は基礎能力を見切られ、中後が投入されたというところか。
なんと未完成なチームか。
攻撃は、予め相手に出しどころ伝えてから攻撃する、テレホンパスに終始。
受け手の、個の能力で何とかしないと点も生まれず。
ドリブラーの興梠と深井を同時に起用して、後半次々と下げてしまうのが不可解。
興梠なんて、後半相手が疲れてきた時に投入するくらいで使わないと、まだまだどうしようもないのでは。
収穫は、中後がオフェンス面では使えることが解ったくらいか。けど、守備面ではこれといった負荷を受けてないからスタメンを勤め得るかは不明だが。
なんとも苦い敗戦でリーグは中断してしまった。

第11節 大分トリニータ(H)

 
[スタメン]
     アレ  田代
        野沢
   増田      小笠原
        本田  
  石川 大岩 岩政 内田
       小澤
 
[サブ]
杉山 羽田 中後 山本 本山 深井 興梠
 
新井場怪我で石川。青木もふくらはぎを傷めて本田。
中盤は多分ダイアモンド。増田・小笠原に運動量が要求される。
ベンチには怪我人の分中後・山本が入っている。中盤の運動量補給の為にポジション的には出番を得やすいだろうが、監督の評価はどうか。
ベンチスタートとなった本山、彼には確実に出番があるだろう。
スタメン落ちで奮起してほしい。
 
[敵さん
     高松   内村
        梅崎
根本 エジミウソン トゥーリオ  高橋
    福元 三木 深谷 
        西川
 
左右とか自信の無い、3-5-2。
鹿島は序盤のディフェンスに難があり、そこをついていくとのこと。
 
[J's−GOALのこの試合]
http://www.jsgoal.jp/result/20060100010220060503_detail.html
 
[前半]
互角の立ち上がり。
アレックスはチェイシング、ボールキープ、ペナルティエリア付近での仕掛けと目立っている。
彼に比べると田代の存在感は希薄すぎる。
運動量の多い本田が攻守に多く絡んでいるが、どうもパスが見劣りする。
中盤で大分のWBにパスが渡った場合、増田・小笠原が詰めることになるのだが、その詰めがやや遅れ気味。仕事量が多大過ぎて仕方ない面もあるが。
鹿島の攻撃は前線でキープをして上がりを待つシーンでことごとく潰されている。
そこでファールが貰えてのFKがチャンスの主体か。
44分、鹿島の攻撃が西川にキャッチされて終わるとそこから根本にボールがわたる。
右サイドから根本がハーフウェイラインを越えてきてもマークにつく選手がおらず、ディフェンスラインの前でフリー。
左サイドからディフェンスライン裏に走りこんできた梅崎に、ディフェンスラインの左端にいた本田があっさり振り切られ、根本のパスをライン裏でトラップしてシュート。前半終了間際に失点してしまった。
 
[前半終了]
大分の狙い通りの展開に陥っている。
攻め方、守り方を修正しないと。
 
[後半]
開始から本田に替えて本山。中盤はスクウェアに変えてきた。
野沢・本山が大分WBへ最初のディフェンスを仕掛けることになるが、この二人で大丈夫か。
大分のディフェンスは、DFラインから中盤にかけて広く均等に選手を配置し、近くにきた相手を忠実に1対1でマークし、潰している。この守り方に、パスをワンタッチで捌くことの少ない鹿島の攻撃は格好の餌食。
動き出しでかき回されることも無く、大分の守備は安定し続けている。
この守り方で相性が悪いのは、と考えると真っ先にジェフが思い浮かぶが、なるほど前節ジェフに負けている。
18分、大分選手をまとわりつかせたまま強引にドリブルで進む小笠原を倒して、高橋にイエロー。
20分には、大分をペナルティエリアに押し込んで、その前で延々パスを回し、仕掛けのボールを入れ続けるが最後は奪われ、カウンターを防ぐために相手を潰した岩政にイエロー。
22分には内田のアーリークロスからアレックスのヘッドも西川にキャッチされる。
26分、押し込めてきたところで増田を深井に替える。深井の運動量に期待。
28分、鹿島の前への意識が高まり、攻め込まれてからの素早いビルドアップで野沢が倒され、エジミウソンにイエロー。
直後、大分は内村→梅田と交代。FWを下げてMFの投入。
33分、本山のクロスをニアのアレックスがスルーし、ファーの田代がヘッドするも西川キャッチ。
38分、優勢の中、野沢→興梠。興梠はどういう動きを見せてくれるのか。
40分、田代が触れなかったクロスをさらにファーでトラップして本山、フェイントを入れてコースを作り出しシュートをねじ込んだがポストに当たり外。
41分、深井が左サイドへドリブルで侵入したところを深谷がたまらず倒してイエロー。
42分にも続いて右からペナルティエリアに侵入しようとした興梠を倒して高松にイエロー。
この辺で大分は梅崎→オズマールと交代。
44分にも鹿島陣内からドリブルで飛び出した興梠を倒して三木にイエロー。
ロスタイムからは岩政も敵ペナルティエリアに上がりっぱなし。
こうして攻めまくったが、時間切れ。
 
[試合終了]
大分のゲームプランをひっくり返しに行くのが遅かった。
収穫といえば興梠のドリブルが鋭かったくらいか。これで深井のように動き出しが出来れば鹿島の攻撃に新たな武器が加わるのだが。
大分は最後イエローを厭わずに必死にゲームを終わらせに来たが、鹿島はゲームを通じてカウンターを潰した岩政のみ。
首位とは暫定で勝ち点2、ガンバ次第で3開く。
次は浦和、大分に負けておいて何だが、勝てば首位争いをリードできる。

第10節 アビスパ福岡(H)

 
[スタメン]
     アレ  田代
  本山       小笠原
      本田 青木 
新井場 大岩 岩政 内田
       小澤
 
[サブ]
杉山 羽田 石川 本田 野沢 興梠
 
スタメンは前節と同じ。
サブに興梠登場。出番はあるか。
 
[敵さん
      田中  グラウシオ
  薮田            久藤
        城後 ホベルト
アレックス 千代反田 金古  中村
          水谷
 
知らないが、見た感じ4-4-2のBOX。
WYを戦った中村北斗が新井場とマッチアップ。
レンタルで出している金古がCB。
 
[J's−GOALのこの試合]
http://www.jsgoal.jp/result/20060100010120060429_detail.html
 
[前半]
立ち上がりから福岡の守備ブロックに跳ね返される展開が続く。
4分に田中からボールを奪った大岩が足を押さえて倒れこむ。
起き上がっても足を引きずってかなり痛そうだ。
7分、ロングボール一発でグラウシオに、左サイド深く進入される。
新井場は戻りきれず、大岩が対応に出るが、接触の影響か一発で抜かれてしまう。
グランダーのパスを入れるが、岩政がつんのめりながらも足を伸ばして後ろに戻す。
しかし戻したところに城後がフリーで侵入しており、豪快に決められた。先制を許して0-1。
失点直後、福岡が前がかりに来た所を奪ってのカウンターで、田代がファールゲット。
小笠原のFKに岩政が飛び出してヘッドを決めるが、オフサイド
18分、足を傷めたということで、新井場が石川に交代。
石川投入で左サイドの攻撃がやや活気づく。
得点はそれとは関係のない26分。
カウンターでアレックスが久藤に倒されてFK。久藤はイエロー。
小笠原がGK手前でバウンドするボールを入れ、これをGKがはじいてしまう。
そのボールをアレックスがヘッドで押し込んで1-1と同点。
再開直後に、グラウシオが岩政と競り合ったままペナルティエリアに侵入するが、小澤が至近距離のシュートを止めて難を逃れる。
33分、鹿島ペナルティエリア内でのシミュレーションでグラウシオにイエロー。
その反撃で石川がするすると上がっていき、ボールを受けて敵を前に置いたままクロス。
アレックスが福岡DF陣の隙間へ侵入して、フリーでヘッドして決めて逆転。2-1。
39分、カウンターに出たグラウシオを小笠原が潰した・・・と思ったら実は自爆。
痛がり様が尋常ではなく、グラウシオがタンカで外に出る。
 
[前半終了]
崩している訳ではないが、点数ではリード。
他はあんま言うこともなし。
 
[後半]
福岡は開始から選手を入れ替えてくる。久藤→古賀。
2分に石川のクロスで田代のヘッド。石川のクロスは数少ない有効な攻撃パターンとなっている。
その直後のFK。左サイドから小笠原が入れたボールは、競り合う選手を抜けて飛び込んだ田代がGKの目前で拾い、シュートをゴールポストに当てながらもゴール。3-1と突き放す。
5分、石川のスルーパスを受けてシュートを打ったアレックスが足を押さえて倒れ、一旦外に出る。
この辺りから徐々に福岡の守備ブロックは緩み、鹿島の選手が前でボールを受けるシーンも増えてくる。
12分、福岡がまた交代。城後→宮本。宮本がDFに入りアレックスを上げるとか。
19分、福岡が鹿島ペナルティエリアを囲んで散々パスを回すという状況になるが、シュートを外してくれて助かる。
23分、鹿島は残り2枚を一気に交代。本山→本田。小笠原→野沢。
中盤はスクウェアからダイアモンド型にになり、青木・増田の攻め上がりが見られるはず。
直後、自陣から跳ね返したボールを全力疾走で追い、スライディングを受けた石川が痛んで外に出る。
32分、間延びした陣形でクリアボールを拾われてカウンターを受ける。
中村があっというまにまばらな中盤を鹿島陣内まで上がり、ペナ前中央で待ち構えるアレックスへ。
アレックスはワンタッチで前へだしグラウシオが抜け出した所をスライディングでボールをはじくが、それを川島が強烈なボレーシュート。小澤が止めてこぼれ球を追ったグラウシオは本田がきっちり対応し、ファールを受けてプレーを切った。
35分、野沢が飛び出してペナ内右からシュートするも外れる。そのゴールキック
ヘッドのこぼれ球を受けて青木がボベルトを弾き飛ばすドリブルで敵陣に侵入。
右サイドで前を塞がれて中央に切り替えしたところで、増田が上がってきたのでパス。
増田は左サイドを上がる石川へ。一気にペナ横まで上がった石川のクロスを、ファーで待ち構えていた野沢がボレー。サイドネットに突き刺さる見事な弾道で4-1。
タイプアップ近くになると福岡も疲れているのか、比較的容易にペナルティエリア付近への侵入を許すようになってくる。が、鹿島もフォローが遅く、強引に攻め急がず時間をかけている間に福岡DF陣が戻ってきて得点ならず。
 
[試合終了]
前半は攻め込まれ、後半は贔屓目に見ても互角。
それでこの大差はラストのクォリティの差だろう。
今日は石川のクロスがそのクォリティの大きな要素だった。
逆に内田は研究され、疲労もあるのだろうが攻撃面では封じ込まれることが多くなった。
それがあるから左サイドが生きるのかもしれないが。
田代がヒーローインタビューを受けているが、石川じゃないかな今日のヒーローは。
田代はゴール以外ではチグハグなプレーが目立ったし。
で、下位3連戦も2つ勝って首位が近くなってきました。
このまま次の大分戦も勝てば…ってこれ書いてる時点で結果はでてるんだけど。

第9節 京都パープルサンガ(A)

 
[スタメン]
     アレ  田代
  本山       小笠原
      本田 青木 
新井場 大岩 岩政 内田
       小澤
 
[サブ]
杉山 羽田 石川 中後 野沢 深井 山本
 
増田が前節レッドをもらい、本田がスタメン。
フェルナンドは故障が再発したとかで、玉突き式に山本拓弥がサブに入っている。
これからスタメンを張ってもらわねば困る田代がやっとスタメン、頑張れ。
 
[敵さん
      田原
    林 
 美尾      中払
   斉藤 米田
児玉 鷲田 登尾 リカルド
     平井
 
京都は4-4-1-1。
田原にポストでもさせるんでしょうな。
 
[J's−GOALのこの試合]
http://www.jsgoal.jp/result/20060100010520060422_detail.html
 
[前半]
10分くらいまで、軽やかにパスを繋いで攻め込む鹿島。
今日はボールを貰う方の動きがいい。
京都の反撃は数少ない。
左ライン際でボールをもったアレックスからペナルティエリアに横から走りこむ本山へ。
本山の真横ドリブル、正面を切られてボールをマイナス方向へ動かして相手を交わそうとしたかと思ったら後ろをみて走るのを止めた。後方より走りこんでくる青木が目に入ったからだ。
青木は、走ってきた勢いを蹴り足に乗せて、インサイドでゴール右下を速く正確なボールで打ち抜いた。
理想的なミドルシュートで先制し、1-0。
15分、田代がグランダーパスをトラップミスして跳ねてさせてしまう。しかし、ここから脅威の身体能力ショーが始まる。跳ねるボールを奪いに体を寄せてきた児玉を三度跳ね飛ばし、最後は二人に寄せられた状態から反転して抜け出そうとしたところを倒すしかないという感じで倒された。
この強さ。できればもっとそれが生きる局面で使ってもらいたい。
20分辺り。右サイドで中払がガッツリ体を寄せてきたのをあっさりいなした小笠原に感心していたら、本田がルーズボールへの走りこみで負けて、抜け出されそうになったところでボール無しタックルを決めてイエロー。
29分、児玉がスピードを活かして右サイドを抉り、クロスを田原がトラップした。その瞬間に取り囲んでいた鹿島選手5人が一斉に手を上げてハンドアピール。で、ファールにはなったがシュートは打たれた。
セルフジャッジで全員で手を上げるより先にやることがあるだろう。田原についていた選手がいなかったし。
35分、本田のクリアボールの射線に飛び込んだ斉藤が、腹にボールを受け、タンカで外に出る。
37分、ハーフライン付近で本田を交わした斉藤が、センターサークルを越えた辺りからロングパス。
並んで走っていた内田が、田原にあっさりと前に飛び出されてしまい、シュートを打たれたが枠の外。
この時間帯から本田がやけに不安定になってきた、パスを貰う動き出しが減り、ボールを回された時により高度なトラップ・パスを必要とされるようになってきた影響か。
ちんたらしたパス回しを解説の桑原さんにダメだしされ続けて44分。
小笠原のキック精度が本日は狂っていて、CKも大きく流れる。
それを追って右サイドで敵と一対一になった岩政。
なんとかボールを本山に戻したと思ったら、またペナルティエリアに入っていく。
え?戻れよ!?と驚いていたら不安的中、本山が入れたボールがヘッドでクリアされて絶好のカウンターチャンス。本山がイエロー覚悟で美緒を潰し、やはりカードは出された。
ロスタイム、その岩政が田原と競り合って倒れ、膝を押さえて痛がる。
 
[前半終了]
リードしている、押してはいる。
セレーゾ時代を引きずっているのか、1点とったら動き出しが減っているが、
アウトゥオリもそれが不満なようだしなんとかしてくれるか。

 
[後半]
米田が早々に足を引っ掛けてイエローを貰う。
鹿島は奪った後の攻撃で、前に出てくる選手が少なくすぐ潰されている。
選手の能力差で守れているが。
そうこうしているうちにFKを中々蹴らないで、大岩にイエロー。
FKの元となったファールを受けたのが、大岩だからなんだろうが普通にDFラインに下がっていただけなのに、とんだとばっちり。
攻めまくられながらも京都の稚拙さでなんとか守れている20分。田原→松田とFWが交代する。
こちらの交代はまだか。
なんか京都もだれてきた26分、中払→星と交代。こちらの交代はー?
31分、やっと鹿島の交代。本山→野沢。
続いて33分、アレックス→深井。
深井と野沢が動いてやっと攻撃が回りだした。
39分。野沢からペナ内右の深井へ、中へ折り返して田代のシュートを京都DFが蹴りだす。
それを拾って新井場が浅い位置から山なりセンタリング、これを田代が、上に飛び出したという感じの大ジャンプでヘッドで合わせてゴール。2-0。得点した田代は足が攣りかけている様子。
40分に、野沢のバックパスが取られそうになり、大岩が相手の足にスライディングをいれてしまって2枚目のイエロー。退場となった。
前節に続いてまたも10人だが、時間帯もあるししのげるか。
京都は動く、42分に米田→アレモン。同じタイミングで田代→羽田。
羽田は時間を気にしろと周りに言っている様子。
45分、右サイドから斉藤がクロス、飛び出した松田がファーでトラップして楽に決めた。
松田がなんでフリーで飛び出せたかというと、クロスあげた瞬間についていた選手(はっきりと確認できないが多分小笠原)が手を上げてオフサイドアピールに専念していたから。
セルフジャッジしているとこういう結果になる。
47分、ペナ直前で岩政が松田を倒してFK。
壁に当たったボールをダイレクトにシュートされたが、小澤がキャッチ。
48分、今度は鹿島のFK。京都の選手が中々下がらず時間稼ぎ放題。
そして試合は終わり。
 
[試合終了]
1点取るまで良かったが、その後停滞。
青木は、もうタダおめでとうと言うしか。
田代がまた得点。めでたいが、ドリブル・ポストはもっとできるはず。
足が攣るほど守備しなくていいから。
大変なのはCB。大岩が出られず、次節は多分羽田スタメン。
ポジションを奪うほどの活躍を期待したい。
(追記)
・・・って大岩の出場停止はナビスコで消化とのこと。
あーナビスコじゃーなー