第4節 ヴァンフォーレ甲府(H)

 
[スタメン]
     アレ  柳沢
  本山       小笠原
      増田 青木 
新井場 大岩 岩政 内田(17歳)
       小澤
 
[サブ]
杉山 羽田 石川 本田 野沢 深井 田代
 
前節、展開力の無さを見せた増田・青木ボランチはいじらず。
いつものスタメン、といった感じ。
内田も普通に堂々とスタメン。
 
[敵さん]
      バレー
 長谷川      石原
   藤田 林 倉貫
山本 秋元 アライール 杉山
     阿部
 
甲府は4-3-3。
前節は川崎を下したり、とJにあがって健闘中。
バレー要注意なんでしょうな。
 
[J's−GOALのこの試合]
http://www.jsgoal.jp/result/20060100010120060321_detail.html 
[前半]
序盤から押し込む。
前節は見られなかった、増田のサイドアタックはいきなり飛び出すし、小笠原・本山がペナ内に侵入してDFとやりあう(その時FWはどこに?)
小笠原が厳しいマークを受けることなく、守備の一手目がまず対面してディレイなら、鹿島のボール回しは滞らない。そして、甲府の反撃は押し上げを欠いたものになっている。
そして、相手陣内での自由なボール回しから青木が右サイド奥に出し、反応した内田がスライディングで競り勝つ。内田はさらに1人交わし、中に切り込んでのGK股抜きシュート。
17歳のスーパールーキーのJリーグ初得点が飛び出して、27分に1-0。
本山のハーフラインからのドリブル突破シュート、柳沢のペナ内とラップシュートなども飛び出すが、追加点は中々入らない。
43分にはGKを交わして扱けた柳沢がシミュレーションを取られてイエロー。
そしてそのまま前半終了。
 
[前半終了]
甲府の守備は鹿島シフトを敷いてきていない為、自由にボールを回せている。
この状態で1点しか取れない攻撃には不満。
鹿島を封じるには、まず小笠原にボールを触らせない、触らせてもダイレクトに戻すしかない状況を作り、FWに対しては引いていく動きを踏まえて、DFラインの人数を減らさず。前を塞がれてから青木、増田が仕掛けのパスを出さざるを得ない状況に追い込むことなんだけど。
その状態でサイドアタックからの攻防となると緊張感が出てくる。守っていればいい状況ならサイドにも置いておく(名古屋戦参照)。
そこまでやってくる相手ではないので、2点は欲しかった。
シュート数でも6対5。点数に反映しないわけだ。
さて、後半甲府がどう変えてくるか。
 
[後半]
甲府は長谷川に代えて大西。
甲府は攻撃時の押し上げを果敢に行って、迫力ある攻撃を仕掛けてくるようになった。
それに対してカウンターを仕掛ける鹿島。
ただ鹿島のカウンターは手数が多くてスピードダウンしてしまうことが多い。
5分には増田がボール奪取からそのまま自身ドリブルであがってカウンターと言う状況になるが、中央DFの密集した前でゴチャゴチャ回しているうちにボールを失う。
11分のカウンターは、ハーフウェイラインで内田に叩いたアレックスが、そのアーリークロスにあわせたヘディング。GKは手に当てるも抑えきれずゴール内に転がって2-0。
これで内田は1得点1アシスト。もはや堂々たる鹿島攻撃の柱の一つというのは早計か。
人数をかけても冷静に防がれている状態に甲府は、16分、倉貫→堀井と交代。
19分、攻めあがった増田が柳沢と高速スィッチ。彼のスピードを久しぶりみた。
その折り返しにあわせたのは青木。ボランチ2人が上がっているため、派手にぶちかましたが大きく枠外。ここまでの流れを見て25分、柳沢→野沢と交代。
 
小笠原が下がって配給に専念し、その分青木・増田が上がっている為、こちらも4-3-3っぽくなると思われる。
 
      アレ  
  本山     野沢  
  増田 小笠原 青木 
新井場 大岩 岩政 内田
       小澤
 
しかし、その直後。右サイドフリーで抜け出した大西のクロスに対し、バレーを背負った岩政がボールを体に当て、それがゴールにはねていってしまう。小澤は掻きだせずにそのままゴール。2-1となる。
岩政は胸でGKに落としたつもりだったのか、ニアの選手に合わせていた小澤は戻りきれなかった。
この得点で勢いづいた甲府。サイドからのクロスで冷や冷やさせてくる。
DFライン周りで好きに抜き出されれて、バレーにシュートを打たれてる、悪い流れだ…、と思った瞬間。
そのカウンターからアレックスが増田にボールを叩き、左サイド上がってきた新井場がフリーでクロス。
これを中でフリーで待ち構えていたアレックスがやすやすとヘッドで入れ、あっという間にスコアは3-1。
相手の集中が切れたところをついたとはいえ、左サイドからも点が入ったことは大きい。
その後、甲府の攻撃にさらされ、バタつく試合を落ち着かせるためか、36分に本山→本田と交代。
久しぶり、の本田。どこまでやれるか。
甲府も杉山→保坂と交代枠を使い切ってくる。
その後、野沢の惜しいループはあったものの、耐え凌ぐ展開が続く。
46分、増田→羽田。こちらも久しぶり。ボランチに入ったが中盤で敵を追う姿をちょっと見せて、
すぐに試合は終了。
 
[試合終了]
まだまだチームの完成度は低い。
次の千葉戦は、こうはいくまい。
でもなんか、内田が怪我さえしなきゃいいやって気分。