第33節 清水エスパルス(A)

 

[スタメン]
    鈴木 アレックス
  本山        小笠原
      フェル リカ 
新井場 羽田 岩政  名良橋
       曽ヶ端
 
小笠原強行出場、名良橋スタメン。
リーグラスト2
勝たねば。
 
[J's−GOALのこの試合]
http://www.jsgoal.jp/result/20050100010520051126_detail.html
 
[前半]
小笠原の存在はやはり大きい。
敵DFの前でボールを回すのに終始した前節に比べ、危険な仕掛けのパスが激増。
降格圏内からの脱出がかかった清水は荒っぽく、ファールで止めるディフェンスが目立つ。
この荒さの中では、やはり鈴木。
最前線に打ち込まれた杭として、削られながら体を張り、ラインを押し下げ、起点となる。
これでアレックスは自由に流れてゴールを狙える立場となったが、今日のキック精度はイマイチ。
 
やや優勢に試合が進んでいたが、31分にサイドへから中央に戻され、ミドルシュートがバー直撃。
跳ね返りに素早く反応したマルキーニョスにゴールを割られてしまう。
 
リカルジーニョが壊され、入ったのは野沢。
小笠原はひとつ下がってボランチへ。
セレーゾの青木に対する評価が低くなっているようだ。
 
前半終了間際に、新井場がライン際深く抉ってからセンタリングを上げる。
鈴木が競り合いながらもヘッドで折り返し、野沢がダイレクトに決めて追いついた。
 
[後半]
名良橋の積極果敢な上がりが、攻撃に活力を与えているが、
キックがどうも精度を欠く。
18分、澤登のサイドチェンジ気味のロングパスを右サイドで受けたマルキーニョス
名良橋をあっさり抜いて、岩政が追いつく一瞬で蹴り込む。
曽ヶ端の横を抜けてグランダーシュートが決まり、1-2と突き放される。
 
失点を受けて深井投入、鈴木との交代。
野沢がトップに上がり、深井は2列目。
 
リードした清水は引いてくる。DFラインの前に常にもうひとつラインがあるような状態。
逆にカウンターを受けるとゴール前までいかれてしまう。
味方DFからボールを受けた小笠原がしばらく前を見てもだしどころが無く、
DFに戻すようなシーンも見られた。
本山、深井がドリブルでかき回そうとするが、ドルブル方向がどうにも横。
 
26分には名良橋を青木に交代。
 
敵のクリアボールを拾った青木が、左サイドに開いた野沢に高精度のロングパス。
そこから折り返すが、ペナルティエリア内は清水9人、鹿島は羽田まで上がっての5人の大混雑。
こぼれ球を追いかけて密集が前に動いたところ、フェルナンドが右サイドに開いていた深井にパス。
深井はちょこっとドリブルして僅かなコース作り、鮮やかなシュートを打ち込んだ。
追いついたが、もう37分。
 
ベンチから岩政に上がれとの指示がでての総攻撃。
だが、岩政はやはりFWではないので動きはうろうろと所在なさげ。
アレックスと位置が被りまくる。
この状態でもシンプルにロングボールを放り込まず、繋いでからセンタリングという攻撃。
カットされて再三危険な反撃を受ける。
43分のフェルナンドのイエローは、この危険な反撃を潰すプロフェッショナルファール。
曽ヶ端もペナルティエリアから大きく飛び出してのDFを見せる。
清水は反撃に露骨な時間稼ぎを混ぜ、うまく時間を消費。
そしてゴールには届かず、試合終了。
 
[試合終了]
セレッソは引き分け、ガンバは敗北。
セレッソ58、ガンバ56、鹿島56。
そしてジェフと浦和も56。
この状態でまだ首が繋がっているが、王座はは密集の中に埋もれて見えない。
抜け出せるだろうか…