第27節 ジュビロ磐田(A)

 
土曜にガンバ大阪は勝利して勝ち点54。
勝ち点48での日曜の追撃戦。
相手はジュビロ、またも決戦だ。
 
[スタメン]
     本山 鈴木 
  深井        増田
     リカル 小笠原
新井場 大岩 岩政  青木
       曽ヶ端
 
また小笠原ボランチ、相方はフェルが累積の為リカルジーニョ
FWはアレックスが練習中の故障により不在で鈴木が出ている。
サブには野沢もいるが、興梠にも出番がありそうだ。
 
[J's−GOALのこの試合]
http://www.jsgoal.jp/result/20050100010220051016_detail.html
 
[前半]
磐田の守備組織をしっかり崩せている。
序盤は、新井場の飛び出しからの攻めが目立っている。
ファーの深井にあわせた浮き球のクロスは、僅かに身長が足らず。
増田へのグランダーの折り返しは外れてしまった。
 
前線に鈴木がいるためか、今日はロングボールも攻めの選択肢として使えている。
 
11分に浮き球の落下地点に入った福西に、小笠原が競り勝とうと飛びかかり、押し倒してイエロー。
これで与えたFKは西が蹴って、ゴールの角に当たる危険な弾道だった。
この辺から磐田の攻める時間帯、レベルの高いポゼッションからの展開を見せる。
 
15分、増田があざやかなスライディングタックルでボールを奪う。守備が得意な子になろうとしてるんだろうか。
16分、続いてリカルジーニョが同様にスライディングでボール奪取。
そのまま前線にスルーパス。DFの裏に抜け出した鈴木、川口が飛び出してボールを引っ掛けるが鈴木の足に当たってそのまま前に。しかし鈴木は体勢を崩しており、DFに回り込まれてクリアされた。
もう少しスピードがあれば、または足技があれば、得点だった。
 
18分、カウンターで抜け出そうとした西を本山がスライディングで倒してイエロー。
スピードに弱いウチのDFを慮ってか、カウンターは神経質に潰している。
 
磐田のボール支配率が高い22分、曽ヶ端からボールを受けた新井場がハーフウェイラインまで上がってスルーパス。深井がDF裏に飛び出してやや無理目のボールを追っていくが、川口が体を投げ出して派手に転倒。
しかし、オフサイドだった為にPKはとれず。
 
23分、新井場へのスルーパスがDFに当たって浮いたところを鈴木がトラップ。
成岡に手と足を掛けられ、纏わり付かれても、そこから振り払って味方に折り返す。
その得点力から無能力者扱いされることが多いが、前線でこれをやってくれるとかなり助かる。
その折り返しをリカルジーニョ→小笠原→新井場と繋いで、ペナ左横へ追い越して走った鈴木へ。
ファーへのクロスへ飛び込んだ増田が村井を押しつぶしながらヘッドでゴールに流し込んだ。が、ファールで得点ならず。
 
27分、浮き球を岩政と競り合った西にイエロー。
 
37分、ヘッドの競り合いで太田の後頭部に増田の頭が入り、続いてリカルジーニョにスライディングタックルをかました名波が足と脇に乗り上げられてしまう。それぞれ痛んで倒れ、ゲームがが長く途切れた。
不可抗力とはいえ、名波の踏まれた位置はかなり危険。もう少し下の方の細い肋骨なら折れていたかも。
 
40分、増田が削れらて磐田陣内でのFK。小笠原が左枠外にまがっていくボールを蹴る。
磐田DF陣を避けて越えて行ったが、飛び込んだ深井は合わせきれず。
 
そのままお互い攻めあったが、あと一歩足らずに前半終了。
 
 
[前半終了]
新井場の好調が目立ち、左サイドからの攻撃が効果的な前半。
深井の背がもう少し高ければ1〜2点入ってそうだが、それは言わない約束。
雨で濡れたピッチなんだから、ミドルシュートを撃っていくべきだが、ここまでは殆どなかった。
 
 
[後半]
いきなり、西のペナ内の突破から折り返しを大田がシュートし、ゴールを脅かされる。
しかし、その反撃で深井がペナ左横から上げたクロスを、ファーへ走り込んだ増田がダイレクトボレーで叩きつけてゴール。増田がひさしぶりの実績をあげて、1-0。
 
5分、CKから大岩がファーでヘッドを合わせるがミートせず枠を外れる。
磐田のディフェンスラインはクロスに対して、ファーサイドのマークが甘いのでもっと突いて行きたい。
 
11分。磐田は、中山に代えてカレンを投入。運動量でかき回しにきた。
 
13分、岩政が西を倒してFK。名並がクィックで始めようとするが2度やり直しをくらう。
結局左サイドの村井に出したが、これがフリーで通る。鋭いクロスにカレンが飛び込むが届かず、CKに逃れる。
このCK、ニアに飛び込んだ福西を二人がかりで潰しきれずヘッドを許す。本山が腿で跳ね返したが、そのボールは曽ヶ端を越えていく。そこでフリーだったカレンがヘッドで決めて、1-1と追いつかれた。
 
もう一つCKをしのいだ19分。鈴木に代えて野沢投入。
前が、本山・野沢・深井とグランダーの攻めに特化せざるを得ない陣容になる。
駒不足を感じる、鳥人長谷川のような選手がいれば…。
 
24分、西のグランダーミドル。芝が濡れているためか曽ヶ端はこぼすが、詰められることはなく押さえた。
 
26分、FKの前のポジション争いでリカルジーニョにイエロー。
 
福西ヘッドの危機をしのいだ、29分。
本山→興梠、増田→石川と2枚同時に交代して勝負をかける。
新井場がボランチに入り、小笠原を上げる布陣に。
いきなりこぼれ球を野沢がシュート、リカルジーニョのミドルを誰か触ってコースを代える、と2度ほどゴールに襲い掛かる。
続いて、リカルジーニョ→深井→追い越した石川のシュート。
このあたりはカウンター合戦となる。
33分にはカレンが曽ヶ端を交わすも、シュートを岩政に当てて助かる。
逆襲で野沢がペナ内でDFを交わし、後は飛び出した川口の脇を抜けば、というシュートを弾かれる。
 
37分、リカルジーニョのスルーパスに、競り合いつつペナ内に飛び出した興梠が倒れるがファールは取れず。
 
39分、磐田の交代。成岡→船谷。
 
41分、ペナ前で囲まれた小笠原から右に開いた深井にパスがでるが、オフサイド
 
42分、曽ヶ端に大田が突撃をかまして、曽ヶ端ちょっとヒートアップ。そこからの展開で興梠が抜け出そうとするが、鈴木秀人が後ろから足をかけてイエロー。
このFKはGK前に入れてしまって、キャッチされた。
 
45分、カウンターから深井がDFラインに向かってボール保持のドリブル。
興梠の動き出しはDFの影となり、パスをあっさりはじき出される。
 
そして試合終了。
 
 
[試合終了]
ガンバとの勝ち点差は5に拡大。
得失点差では追いつけないから、実質的に埋めなくてはならない勝敗の数は変わってないが…。