第19節 サンフレッチェ広島(H)

ぶちぶち切られているリーグがまた再開。
この間に鹿島もいろいろありました。
 
[スタメン]
      鈴木 野沢 
  本山        リカ
     .フェル 青木
新井場 大岩 岩政   内田
       曽ヶ端
 
小笠原が移籍への不満から欠場。
代表明けで体調不良というだけの頭もなくメディア利用して移籍ですか、そうですか。
新戦力のリカルジーニョがいきなり小笠原の位置で起用され、嫌でもその能力が晒される。
あと、アリがいなくなって右SBは内田。
アレックスはサブ。ちなみに同じくサブに名良橋が復帰。
 
 
[J's−GOALのこの試合]
http://www.jsgoal.jp/result/20050100010320050820_detail.html
 
[前半]
2分、本山からのパスが鈴木に出てペナ内に流れながら受けた、と思ったら後ろにトラップしようとしてぎこちなく失敗、ボールを奪ったジュニーニョを倒してファール。
余り繋がず、素早く縦にいれてくる広島、鹿島は繋ぎながら攻める。
立ち上がりのリカルジーニョはややぎこちない印象。繋ぎの中では生きず、2人に囲まれて振り切ろうとしたドリブルも失敗、ミドルシュートはヒットせず。
13分、ペナルティエリアから跳ね返されたボールを青木が左に叩く、本山が受けた瞬間にもの凄い勢いで新井場が追い越していく。DFの間を縫って、新井場にヒョイとボールを送るが、足の後ろに当たる。しかしこれが絶好のポストとなって、ペナルティエリアのライン上からフェルナンドがファーの鈴木にパス。強くはないが、すっとノーバウンドで伸びていくパスに鈴木反応しきれず、ボールはゴールラインの外へ流れた。
15分、新井場が左サイドに出されたボールを競り合い、左の腿の付け根を外から蹴られたらしく、痛がる。ファールを貰って、ペナルティエリアまで長く蹴り込む。
このクリアボールをガウボンが、ハーフウェイラインでワントラップからのボレーで前に送る。
このボールは鹿島の開いていたDFラインの中央を鋭く突き、飛び出す佐藤のトラップ際に岩政がスライディングを合わせ、佐藤は転倒。笛が鳴り、いきなりレッドカードがでる。
スローで見るとスライディングがボールに届いていないが、かといって足を蹴った訳ではなく、岩政の伸ばした足より先に佐藤がボールにさわり、滑っている岩政の前を方向転換して抜けようとして、正座しているように曲げていた膝が足の裏に入って転倒したというところ。
意図としてはボールに行っており、相手にも故意に当てていないのはスローだと判別できるが、審判から見れば、追いつかなくてゴール直前でスライディングして倒したと見えたか。決定機のファールによる阻止と取られてレッド、厳しい。
岩政は納得いかず、何か言おうと振り向いていたが、新井場が押して退場をうながす。
これで与えたFKは、ガウボンがジャンプした壁の下を抜くシュート、足に当たってゴール前に跳ねたボールに森崎が合わせて、ボレーするが曽ヶ端が体に当てる。
そのリバウンドをとろうとした曽ヶ端に森崎の寝たまま伸ばした足が入り、曽ヶ端が激怒。
森崎とつかみ合いになりそうだったが、両方の選手が二人を引き離した。
青木が後ろに下がり、内田がCBに入る。リカルジーニョが下がって2ボランチはそのまま。
4-2-1-2となる。
22分、右サイドを上がる青木がペナ前の鈴木にパス。ゴールに背を向けてキープし潰されてFKゲット。FKはフェルナンドがけり、右端を上手く付いたが横っ飛びのパンチングで弾かれる。
29分、ジニーニョがリカルドにボールを奪われ、アフターで足をかけてイエロー。
32分、鹿島陣内でボールを受けた佐藤が中に切り込んでフェルナンドとウチだを振り切りゴール前にパス、ガウボンが飛び出し、DFを振り切ってシュートするが曽ヶ端が防いで難を逃れる。
37分、クリアボールを蹴り返した大岩にアフターチャージをかましガウボンにイエロー。
45分、鹿島のペナ横からのスローインガウボンが受け、競り合いながらもマイナス方向にドリブルして中へパス。ペナルティエリアのライン上から森崎が前に送って、大木が抜け出すがこれをスライディングでカット。しかしこぼれたボールをガウボンがファーにグランダーシュート。
枠を外れるところだったが、ファーでボールウォッチャーになっていた青木の背後から佐藤が飛び出してスライディングで押し込んでゴール。微妙だがオフサイドはとられず、0-1。
 
[前半終了]
10人になってもそれなりにやれていて、広島も動きが落ちてきたという所での失点。
かなり苦しい。前半終了後、割れんばかりの小笠原コールが聞こえた。
 
[後半]
動きが回復した広島に攻め込まれる。
OHが減っている為、、ボランチより前やサイドに出来た起点にはケアが遅れる。
9分、右サイドに2枚余られたが、ボールホルダーもフリーだが、ボールホルダーに寄せざるをえない。案の定サイドにパスがでて、ベットが速いグランダーのぱすを前へ送る。走りこみながら素晴らしいトラップを見せた佐藤は即座にシュート、曽ヶ端が適切なポジションに位置して片手で弾いた。
このCKからもシュートにいかれて、曽ヶ端に頼ることになる。
低く構えてしのいでいるが、クリアしたボールを拾われまくり、攻撃では人数が足りないという展開が続く。
15分、野沢→アレックス、リカルジーニョ→名良橋。青木が再びボランチに入る。
18分、ヘッドした後寄ってきた新井場を突き飛ばして茂原にイエロー。
20分、曽ヶ端からのボールをヘッドしようとした鈴木に後方から当たりに行って服部にイエロー。
交代選手により、鹿島の攻撃も息を吹き返したようだ。
25分、左サイドを久しぶりの重戦車ドリブルで駆け上がる鈴木、駒野が倒しながら外に出してCK。フェルナンドのキックをジニーニョがヘッドでクリアしようとしてかすり、小村に当たってゴール前のアレックスの前にこぼれる。アレックスならではの超反応で蹴り込んでゴール。1-1、追いついた。
このプレー後に本山→深井。この時間でも鹿島には注入できる運動量が残っている、まだやれる。
深井投入でますます鹿島の攻勢が強まったのを見てか、30分、広島は2枚一遍に交代。
ガウボン→前田(WYのスーパーサブ)。大木→耼田。
こちらの攻勢をくじこうという嫌な狙いの交代だ。
34分、曽ヶ端がスローで転がそうとした所で、前田が前を塞いでボールに当たりに来た。
そのまま前田にシュートにまでいかれてしまうが、曽ヶ端が自身でキャッチ。
軽率なプレーだった。
37分、新井場が敵陣でパスを受けるが、出しどころが無く、自陣に向かってドリブルしたところで茂原が後ろから倒してイエロー。2枚目なので退場となる。
そのFKが跳ね返され、また入れて再度跳ね返されたボールを拾ったアレックス。
再度に走る選手にタイミングを合わせるようにボールをつついていたかと思ったら、突如中に切れ込んでシュート。枠を外れたが、止まって対峙してから相手を外してシュートできるのは流石だ。
39分、右サイドのライン際をドリブルで駆け上がる名良橋がボールを叩いた跡に前田のスライディングで倒される。前田にイエロー。
40分、敵のパスミスをカットして敵陣のアレックスにパスが通る。
敵を背負いながらドリブルで上がっていき、深井の動き出しに合わせて、ペナ内のDFの裏にパス。当然、深井はボールを受けるが、飛び出してきたGKを避けるコースでファーを狙ったシュートは枠を外れる。
45分、CKで鈴木の脛当てが外れていたのか、ベンチに戻る。
CKは鈴木が入るまで止まり、戻して名良橋のクロスに鈴木がヘッドであわせるが枠を大きく外れる。このCKで大岩にレッドカードがでる。どういうプレーに対してのものかは不明。
そのゴールキックが深井に飛び、ピタっと止めてからアレックスにパス。
アレックスはドリブル、フェイントでDFの裏にボールを出して抜け出したが、GKにボールを押さえられてしまった。
さらにそのボールをスローでいれて、服部が鹿島陣内で前田にパス。
前田は対面の内田をあっさりと抜いてゴール左上隅にふわりとしたシュートを決めた。
1-2とまた突き放された。
47分、広島は交代で時間を使う。佐藤→西河。
そしてロスタイムも終った。
 
[試合終了]
10人でも死力を尽くし、互角以上に戦ったが、CBが2人いなくなってはさすがに持たず敗北。
自分の移籍のためにストライキをしていた選手はこれをどういう気分で見ていたのか。
次節は岩政・大岩の両CBを欠く緊急事態だ。