第17節 大分トリニータ(H)

夏の六連戦、hot6の5戦目。
疲労もある、メンバーも落ちているが、星を落としてはいけない。
 
 
[スタメン]
      鈴木 野沢 
 深井         小笠原
     .フェル 青木
新井場 大岩 岩政   内田
       曽ヶ端
 
岩政が出場停止より復帰。
本山が出場停止。代役は深井。
エルゴラッソが増田を右OH、小笠原を左OHと予想してて、んな訳ねーだろと思ってたらやっぱり適当に書き散らしてたのか。
アレックスは全治3〜4週間の怪我でしばらく出られない。
おや?と思ったのは右SB。アリがベンチにまわり、内田が出ている。
 
 
[J's−GOALのこの試合]
http://www.jsgoal.jp/result/20050100010220050717_detail.html 
 
[前半]
立ち上がりからボールを繋いで攻め込む鹿島。
大分の攻撃は単発で切って、攻撃する時間が大半を占める。
だが、一発のカウンターでマグノアウベスにシュートにまでもっていかれたり、とDFのスピードに対する対応力には少し不安もある。
攻め続けているがシュートにまでは中々いけない。
30分、青木の強烈なミドルをGKが弾くと、ボールが鈴木の方に転がってくる。DF裏のスペースへ飛び出した鈴木は、何故かサイド方向に進んでしまい、クロスを入れるもクリアされる。ボールを触った瞬間はGKと1対1だったのだが。
32分には左サイドに流れた小笠原から飛び込んだ青木へ、青木は中央に浮き球でパス。これに野沢・鈴木が両方反応してしまい、重なってお互いに潰しあってしまった。
38分、右からのCKがクリアされ、キッカーの小笠原の方に戻ってくる。
再度速いクロスを入れ、走り込んだフェルナンドがヘッドであわせたが、叩き付けすぎて、バウンドした所をGKにかき出されてしまった。
その後も深井のシュートがでるなど、攻撃が活気づき、ついに39分。
左からのFKをフェルナンドがヘッディングシュート。これがGK・DF・野沢と3人が押し合いへし合いしているところから跳ね返り、詰めていた岩政が至近距離から蹴り込んでゴール。1-0。
そのまま、カウンターなども受けつつも優勢のまま前半終了。
 
[前半終了]
攻めども攻めども得点が中々入らなかったが、なんとかもぎ取った。
青木が展開、はたき、ミドルと高パフォーマンスを見せている。
攻撃が狭い所で展開しがちなのと、守備でのマグノ・ドドのスピードへの対応等、問題もあるがこのままで勝てないというほどでは無いように見える。
 
 
[後半]
深井の思い切りのいいドリブルでのサイド突破から始まる。
クロスは敵に当たってCK。このCKがフェルナンドの前にこぼれて至近距離からボレーシュートで強襲するが、DFに当たってクリアされた。
10分に大分は小森田 → 梅田と交代。
直後、前線で相手を引き倒して野沢にイエロー。
15分にはサイドへ詰めた小笠原が足を当ててしまい、イエロー。次節出場停止。
そのFKからペナルティエリア真ん中でフリーになられてしまい、ヘディングシュートをくらうが、ポストに当たって助かった。
16分、左サイドでボールを受けた西山。新井場が対面するが、重心の逆にあっさり突破される。新井場は足を伸ばしてボールに触るが影響なし。
そのまま左サイドからペナルティエリアに迫られてシュート被弾。大岩がコースに飛び出し、足にボールを当てるが、これで却っていい方向にボールが飛んでしまい曽ヶ端の手も届かずにゴール隅に飛び込んだ。運動量の落ちたところで1-1と追いつかれてしまった。
この後、大分は活気づいて攻め込んでくる、鹿島はどうにも動けず足も止まり気味。度々シュートを被弾する。
24分には、マグノへ出たパスを岩政がスライディングでカットしたが、続けて飛び込んできた西山が掻っ攫い、ペナルティエリアで曽ヶ端と1対1。シュートは狙いすぎて外したが、通常なら失点していたシーンだった。
27分、敵陣で左サイドを突破しようとした新井場がガッツリ削られて倒れ込む。右足をかなり痛めた様子。このFKを鈴木がヘッドであわせるが、GKが弾く。横に流れたボールを野沢がジャンピングボレーで折り返し、大岩がゴール方向に流したものの今度はキャッチされた。
29分にやっとセレーゾが動く。野沢→興梠と交代。
続いて青木を下げて増田投入。多人数で潰されていた小笠原をボランチに下げる。
大分もこのタイミングで川田→高松と交代し、3トップにしてきた。
興梠はよく攻撃に絡むが、パスを出すのも受けるのも僅かにずれている様子。
36分には中島→鈴木と交代。
39分、ペナ前からのFKで、フェルナンドのキックをGKが弾いた所に内田が突っ込むが、敵と接触して決められず。
41分、フェル→深井→新井場と左前にボールを進めていきセンタリング、増田がヘッドで合わせるが、GKに弾き出された。
44分にはカウンターで逆襲を受ける。ロングボールをペナ前でドドが受けて岩政を背負いながらも斜めに進んで高松とスィッチ。高松は走り込んできたマグノにスルーパス。ペナ内で受けるが、しっかり付いて走ってきていた内田が体を入れ、シュートのキックを体に受けてボールを奪った。この接触で内田は傷み、倒れ込む。
内田が倒れて出してもらったボールを増田がスローインしようとしているところ、レフリーは止めてドロップボール。相手に返すように促してボールを落し、増田はちゃんと蹴り返したものの悔しがる。ここは返したほうがいいし、返してから悔しがっても何の有利にもならない、若いなぁ。
直後、曽ヶ端がゴールキックを敵に当ててしまい、そこから展開されてペナ内でフリーの高松にパスが通ったが、猛然と飛び出して防いだ。
鹿島の勢いもそがれたか、マグノアウベスに抜け出されシュートを被弾。
後半47分にて初のCKを与える。
その後、大分が3人目の交代をしようとしたところで、試合終了。
 
 
[試合終了]
不運な失点を足が止まって跳ね返せなかった。夏の連戦を戦っているのはもちろん鹿島だけではない。敵より先に足を止めていい理由は何も無い。
優勢なうちにもっと点を取れればよかったのだが、FWの鈴木・野沢も不調。
もちろん、チーム全体として攻撃に早さが消え、上手く回っている時間帯でも繋ぎまくるのに終始してしまう現状も原因としてあるが。
空いたスペースにドカンと抜け出していくのなら、見せ場を作るのは比較的容易だが、パスを回しているうちにDFの視界から消え、集まった敵の隙間に飛び込み、あるいは抜いてシュートまでいくのは難しいだろう。
ガンバも引き分けたが、取れる勝ち点を落としたことが後々響いて来なければいいが。