WYトーナメント初戦 モロッコ

[観戦記][ワールドユース]WYトーナメント初戦 モロッコ
 
無勝で決勝進出。初勝利を上げてさらに闘っていって欲しい。
仕事がテンヤワンヤだけどコンフェデ捨てても見るから。
 
[スタメン]
 
         平山9

 家長17   水野12   カレン11

      小林4  梶山7 

水本2  増嶋5  柳楽16 中村8

        西川21
 
水野がやっとスタメンに、そして4-2-3-1。
 
[前半]
立ち上がりはお互い強くプレッシャーを掛け合い、攻守の入れ替わりが激しい。
10分を過ぎてもまだ落ち着かず、試合はばたついている。
11分、セットプレイからFWベンダモウがペナ右横を突破にかかる。
中村北斗が1対1で競り合うが、ユニホームをつかまれて引きずり倒されてしまうが、ファールにならない。(北斗もつかんでいたが)
そのままサイドからフリーでグランダーのボールを入れられ、ゴール前の走りこみにピタッと合ったがそこでも、1対1で競り合ってなんとか防ぐ。
こぼれたボールがペナルティエリア内でパチンコ状態になるが、梶山が寄せて相手を倒した所を小林がなんとかクリア。ファールが取られなくて良かった。14分、水野が倒され、ペナ右角からFKを得る。水野自身が蹴ったがふかしてしまった。
15分にも、水野が左サイドを突破し、囲まれた所を水本が追い越してペナルティエリアに侵入。マイナスのパスを出したがモロッコDFの足に引っかかった。この時間帯は日本が攻勢。次々にCK、FKを取る。
19分、センターサークルを過ぎたあたりで、日本のプレスから慌ててでたパスをカレンが奪う。梶山を壁役に使い、お互い敵を背負いながらも大きなワンツーパスで抜け出すと、ペナルティエリア10m前で前はぽっかり空いている。
カレンの左ポストめがけての強いミドルシュートは、その通りにポスト直撃。跳ね返ってDFに拾われてしまった。
26分、左サイドからのFKのクリアボールをカレンがペルティエリアに入ったところで拾って、シュートを放つがDFに当たって、またもバーに弾かれてしまった。
攻勢のまま試合が進むが、35分に中村が相手陣内でボールを奪おうと執拗に押さえつけて倒してしまい、イエローを貰う。
どうも高い位置でも無理に取ろうという守備を毎回する為か、そこを交わされると一気にペナルティエリアまで迫られてしまう傾向がある。
そうなるから、さらに高い位置での守備を激しく行うという連鎖の発露かな、と。
36分、ハーフラインを越えた所で後ろを向けてボールをうけた相手に、小林がボールに突っかけて逆方向へのターンで交わされてしまう。そのまま小林がついていくが、相手のスピードに遅れ気味についていったのでは体をいれて止めることができず、左サイドから中央に切り込まれてしまう。
止められないので日本DFも左サイドへ動くが、右でベンダモウがフリー。
中村まで左からの敵を止めようと動いたところでそこにパスが出てしまい、前が空いていたが、増嶋が全力で突っ込んできて前を塞ぎ、中村も続く。それを交わす切り返しを入れるともう前には日本人の壁。
最初のシュートは体を投げ出した増嶋に当たり、浮いたボールはコースがないのでボレーからのループ。絶妙な高さとはいえ、つり出されていない西川がきっちり対応し、コーナーに逃れた。
43分、ドリブルに来たベンダモウを倒して梶山にイエロー。
終了間際は後ろでボールを延々回してロングボールと、前半はこのままで後半にかけるような雰囲気で経過した。
 
[前半終了]
1対1のフィジカル・技術では勝っている印象。
優勢なうちに点をとれなかったのがどうでるか。
 
 
[後半開始]
とりあえず交代無しで始まる。
立ち上がりにペナルティエリアに迫られてシュートを撃たれた後は、また日本が優勢な展開。
ロッコは7分にFWのカヒをチベルケーナインに交代。
14分、激しいボールの奪い合いの中で抜け出した中村を引っ掛けてヘルマヘにイエロー。直後、家長→前田と交代
16分、ハーフライン左でボールをもった梶山が右サイド奥のスペースにロングボール。最後のDFまで越えた素晴らしいボールを水野が走りこんで受ける。
DFに向かって突っかけて、隙間からグランダーのボールを流し込むと、転々と転がるボールをDFからスクリーンした平山が反転シュート。発想は良かったが枠を外れた。
20分、モロッコFKからバックヘッドで鋭いシュートを撃たれるが、西川が弾く。
CKのクリアを拾ってドリブル開始しようとした前田が倒されて、スバイにイエロー。前田はモロッコの激しい当たりに苦しんでいる様子。
25分、上がってきた中村からボールを受けた平山。ペナ右横のスペースに出して中央に走る。ボールを受けた水野は相手を1人交わしてゴールライン上をゴールエリアまで迫って、折り返す。右に集中していたモロッコ、折り返されたボールとゴールまでは無人。日本の選手もいなかった。平山も中村も右に集まってしまっていた。小林が走りこんだが間に合わず、クリアされた。
27分に水野が兵藤と交代。GL3戦の低調な前半のようにならないか。
39分、ペナルティエリアに侵入しようとした前田が倒されてFK。前田自身が蹴ったが僅かに外れた。
直後に日本ペナルティエリアに迫られて危険なシュートをうける。
双方がシュートを打ち合うぐつぐつと煮えたぎった展開。モロッコのシュートが増えてきた。
こぼれ球をヘディングしようとした梶山がアフター気味にモロッコの13番スバイと頭同士でぶつかって弾け飛ぶ。双方が痛むがタンカに乗ったスバイもすぐに復帰。
46分、スローインからのボールがバイタルエリアのチベルケーナインに渡り、前を向かれてしまう。囲みに行くが、ペナルティエリアにできたDFの間にスルーパスを出される。これに走りこんだイアジュールが西川の正面から股下を抜くシュートを決めてしまう。なんてこった。
乱入する観客がむかつく。跪いてお祈りをして、客を煽るベンダモウがむかつく。
やっとゲームが再開し、日本はペナルティエリアに殺到。CKをとり、そこで森本が増嶋に代わった。そのクリアボールをカレンがシュートするが入らず。試合終了してしまった。
 
 
[試合終了]
後半途中から動けなくなっていたカレンをもっと早く森本に代えるべきだったのでは?というか、ちょっと動きが落ちた(と、いうか動き出しの頻度が減った程度の)切り札的選手をさっさと代えてるくせに、動けなくなった選手は放置しておくというのが解らん。
守備の約束事らしきものを見てもあまり有能な監督とは思えない。
「よく知らね。じゃ書いてみっか」で始まった観戦で、なんでこんなに悔しいのかと
考えるとこのチームのフルポテンシャルをまだ見てないって思いが強いからかな。
オリンピックはもうちょっとマシな監督になりますように。