アジア二次予選 バーレーン(A)

しばらく多忙につき更新が滞って、JBアンテナの表示からもサイト名が消えてる状態で、やっと更新したと思ったら代表戦。
心苦しさはさておき、キリンカップ2連敗という10年ぶりの失態をした後のアウェーバーレーン戦。
自力2位以内の為に引き分け以上が義務だが、勝利じゃなけりゃ監督交代の是非も問われる一戦ですよ。
 
 
[スタメン]
 
        柳沢
   中村      小笠原
三都主 福西 中田  加地
    中澤 宮本 田中
        川口
 
 
報道の通り、1トップ2シャドーできました。
こうなると2シャドーにはFW的役割を求められる訳ですよ。小笠原は能力はあるんだから引きすぎないで勤めて上げていただきたい。
1トップという難しい役割を任されたオレンジ大使・柳沢も気になるところ。
ハードゲイ風短パンを見せつけたヒデさんのボランチとしてのパフォーマンスも小野が離脱した今となっては重要なってきた。
中澤は怪我明け、大丈夫だろうか。
 
 
[前半]
立ち上がりからはカウンター合戦の様相を見せる。
バーレーンは素早く縦に蹴るだけだが、日本は中村・小笠原が巧みにボールをさばき、組み立てなおしもありとやはり質では上回る。しかしバーレーンの激しい当たりで潰されるシーンが目立つ。
ヒデが柳沢を直接狙う一発のロングパスにチャレンジしているが、1トップでは2人にまとわり付かれて中々通らず。
中村は横へのドリブルで体を当てられたり、見方のパスをボーっと見逃したりしている。腰に手を当てたりと少し心配な感じ。
柳沢は精力的な動き出しでバーレーンDFを引きずりまわしている。
 
12分を過ぎると試合が落ち着いてくる。
速攻の局面では縦に間延びしている為か、1トップと2シャドーが離れすぎ、柳沢は孤立気味。
DF面でも間延びが目立ち、DFラインとその前にスペースが空いている。
中澤が飛び出してこのスペースで当たりにいっているので今のところは問題がないようだが。
小笠原は頑張って前目のプレーをしようとしているが、逆襲時に素早く走り出したところを、三都主が2列目OHにキープさせるようなパスを出して合わない場面が2度ほどあった。
中村は前へという意識はあまりなくいつものOHっぽい動きをしている。
今日の審判はボールにいかない激しい当たりも流す傾向があり、セットプレイを中々取れない。
 
[24分]
ペナルティエリア左ライン際で当たられて、ファールを取ってもらえなかった三都主が次に大げさでバレバレのシミュレーション行為をやってイエローを出された。
 
[25分]
中村のカウンタードリブルがDFに密集で防がれ、次に小笠原がカウンターで鮮やかなスルーパス。柳沢はサイドに流れてしまったが、トラップ次第ではシュートまで行けたのではないだろうか。
 
[33分]
日本がパスを回しまくる。福西がサイドがドフリーな局面でDFラインまで戻すパスを出したのに軽くイラついていると、田中から縦にでたボールが柳沢のポストを経由してハーフラインを超えた辺りの中田に。鋭いグランダーのパスがペナ前の中村にでると、これをヒールで中に流してサイドに走り込んだ。
中村の動きに1人釣られたおかげで、そのボールを受けた小笠原の前にはDFが1人。軽く切り返してコースを作り、正確にゴール隅に蹴り込んでゴール。
高い技術をもつタレントが噛み合っての先制、1-0。
ちなみに柳沢もポストの後はペナ内へ走り込み中村とは逆の方向(右サイドで一連のプレーが行われていたのに走り込んだのは左サイド)でDFを1人引きつけていた。この動きも実に質が高い。
 
[37分]
また日本がパスを繋いでいく中から。
中田が中村にパスを当てて、落としたボールは小笠原へ。
小笠原はドリブルでペナルティエリアに迫ってシュートするが、グランダーのシュートは僅かに右に外れる。パスを出した後、小笠原と平走していた中田の動きは悪くないが、もっと開いてもっと早く走り込んでいればシュートコースが広く開いたのだがなぁ。と、柳沢並の動き出しを期待するのは酷か。
 
[38分]
先ほどに続いてまたポゼッションの中から。
中盤でサイドに開いた小笠原から中田にボールが戻る。
これを見て中村が動き出し、ペナルティエリアに走り出す。
中田からはペナ前の柳沢へ、柳沢ヒールで中村にハタくが、中村はタイミングが僅かに合わずアウトで何とか触って柳沢へ戻す。
柳沢は1トラップからシュートを対角に打つが、僅かに外れてしまった。
あのタイミングでシュートにまでいけるトラップは鈴木や高原には無いものだなぁ。
 
[44分]
もう前半は時間を消費していこうという時間。自陣へ戻されたパスを受けた三都主が敵を背負ったままドリブルで上がっていこうとしてあっさりボールをとられる。三都主がボールを取られたので左サイドへ走り出す敵に付いていき、福西はボールホルダーに寄せられない。ペナルティエリア10m前からシュートを打たれ、十分間に合った様に見えた川口の手を掠めて対角のゴールポストを直撃。ペナ内に跳ね返ったボールはクリアした。なんとも危ない場面。
(無回転のシュートが激しく変化したらしい)
 
[前半終了]
概ね押している為、このままいけばOK。チャンスは全てカウンターではなく、ポゼッションから生まれているが、もうリードしたことだし問題はない。
間延びした布陣には言いたいこともあるが、今言うことでもない。
 
 
[後半]
立ち上がりからは中田から柳沢へカウンターパスを2連発。
いずれもシュートまでは行けず。とりあえず立ち上がりは安全に行って、敵13番のマークをジーコに確認する中田さん。
 
[15分]
ポゼッションからの攻撃が生まれず、だんだん押し込まれてきた15分。
味方ペナルティエリアからクリアされたボールを追いかけた小笠原がバーレーン選手と正面から向かってきた選手とぶつかってファールを取られた。
18分にも体を寄せた中田が笛を吹かれる。
どうも前半より笛が厳しめになっている様子。
同18分、ファールを受けた中村がボールを持って少し歩いたことでイエローを受けた。
審判がナーバスになっているかもしれない。
 
[19分]
カードを気にせず、敵ペナ左横のスローインからボールを受けた中村がペナルティエリアに切り込んでいってニアに鋭いシュート。これはサイドネット。
 
[24分]
スライディングに来た敵に当たって中田がイエロー。
その直後、跳ねたボールをヘッドで落とそうと頭を下げた小笠原が頭を蹴られるが、アドバンテージを見て流される。
荒れてきた。
26分には柳沢後ろから倒され、ラシードドサリがイエロー。
 
[30分]
加地がペナ前でボールを持っても放置され、かといってもシュートを打たずに近くの選手に渡すシーンが連続。
そこからボールを貰った柳沢がペナ内で足を引っ掛けられて倒されるが、PKはとれず流される。
中村→中田浩二と交代。
おそらく中田を上げていくと思われ。カードを貰った中田にこれ以上潰し役をさせないということか。
田中も足がつっていたようだが。
 
[33分]
両軍の足が止まる中、プレッシャーの無い状態でも後ろに戻す、と日本の攻撃も停滞。しかし、中盤でボールを受けた小笠原がルックアップして、DF裏にボールを出すと、柳沢が反応。ペナ左サイドでGKを抜き去るが中にだれもおらず、小笠原に戻してシュートするが、DFに当たってしまう。
これだけ足が止まってるなら本山入れたら凄いことができそうだが、今日はベンチに入っていない。
 
[39分]
DFのサイド・モハメドがセットプレイで上がってきて、足を痛めて倒れ込む。
ピッチの外に出るが、バーレーンは3人交代していて替えがいない。
 
[42分]
ペナルティエリアに左からDFを振り切って切り込んだヒデがユニホームを捕まれて引きずり倒されるが、審判に流される。
審判基準がもう無茶苦茶になっている。
 
[43分]
小笠原→稲本と交代。3ボランチとなるのか?
 
[45分]
稲本は前目でプレーしている。
柳沢→玉田と交代。
ロスタイムは2分。得点は難しいか。
 
[試合終了]
猛暑の中、バーレーンの方が先に体力が切れて勝利を拾った。
唯一の得点を決めた小笠原は所属リーグの色眼鏡を外して評価してもらえるかな、と。
柳沢の動き出しは素晴らしいというのを再確認、シュートに関してはまあ言うまい。
ヒデのゲームメイカーっぷりも見事。
ヒデ・中村・小笠原・柳沢の組み合わせはまた見たい。
しかし次の北朝鮮戦は三都主・ヒデが出場停止。まあ相手を考えれば問題ない範囲か。