第8節 ヴィッセル神戸(アウェイ)

 
[スタメン]
     野沢  アレックス
  本山       小笠原
     フェル 青木
石川  大岩 岩政  アリ
       曽ヶ端
 
野沢が復活。しかし深井はサブにも入れず、磐田戦での怪我は全治一ヶ月だとか。
神戸は三浦アツをトップ下に入れた3-5-2。レオンはまだ指揮をとれず、スタンドで見守る。
 
[J's−GOALのこの試合]
http://www.jsgoal.jp/result/20050100010920050428_detail.html
 

いきなり曽ヶ端がヘッドでクリアするシーンで始まる。
前線でボールを繋げず、すぐに攻め込まれてしまう展開に、前節の後半の悪い状態を引きずっているのかと、心配になったが15分くらいからは神戸のプレッシャーを交わせるようになり攻め込んでいく。ペナルティエリアで細かく繋いでアレックスヘッドは上へ外れ。
18分にはペナルティエリアで抜け出した本山が深いスライディングを受けて倒されるもPKはとれず。19分、ペナルティエリア左に侵入した本山からの折り返しをアレックスがダイレクトで合わせるも外れる。
圧倒し始めたかな、と思った20分、大岩の不用意なバックパスを三浦アツがチェイス、曽ヶ端とアツが足を蹴り合うような形になり双方が痛む。
ここでセレーゾが本山・石川にサイドを使え、ラインを押し上げろと指示。
先制点は30分、ヘッドの浮き球を野沢がアレックスに渡し、スルーパスに本山が抜け出して決めた。1・2・3と素早く繋いだパスの2の部分のアレックスがドフリーだったため神戸DF陣が3人目の本山を追いきれなかった(1人ついてはいたが、パスの出された方と逆の外側からしか追えなかった)。美しく、1-0。
33分にサイドからの絶好のパスをペナルティエリア内で受けようとしたアレックスがボールに乗っかってしまうようなトラップミス。それでも敵をペナルティエリアに押し込めたが密集のせいでゴールは入らない。その後、連続でシュート被弾。決めるところは決めないと。
CKを北本がヘッドですらしてホージェルがアリの体を回しこむようなキックのボレーは曽ヶ端の超反応で防いだが、やばかった。
38分にはGKからの跳ね返りを本山とホージェルが反応、本山を押し倒して文句をいっていたホージェルにイエロー。
その後はロングパスが行き交う展開に移行、三浦アツのミドルにたびたび脅かされる。
44分にロングパスを追ったアレックスがホージェルを倒し、その後ボールをホージェルにちょこんと蹴ってイエロー。もったいないし、替えが怪我でいなくなっている現状を考えてもらいたい。
CKで、ショートコーナーからパスを繋ごうとしたところで笛が吹かれ前半終了。
 
後半、神戸は佐伯を外して薮田投入。三浦アツがサイドへ、ホージェルボランチにと、大きく布陣を変えてきた。
1分、小笠原が倒されてFK。キッカーとして立つのはフェルと小笠原。フェルナンドが蹴ったボールは跳ね返されて小笠原の足元に戻ってきた。トラップした小笠原ゴール前と迫り来る神戸DFをよーく見て、相手が体に触れんばかりのところでボールを動かし体が引っかかりながらも横へ1ステップ。そうして相手が走ってきたコースへドリブルで切れ込みシュートをぶち込んだ!と思ったらアレックスに当たってしまった。
サイドに開いたアツは中央に流れ、ホージェルが右サイドを突破するシーンが目立つ。
8分には中央から流れてきたホージェルにサイドの立てパス。アリは一旦振り切られかけたが、センタリングの刹那に伸びる足のスライディングでなんとか潰す。
幾度が攻め込むが、最後の精度を欠く展開から、神戸の逆襲。
ヘッドのこぼれ球から播戸へのロングパス、易々と左サイドを突破されて折り返しをカズに合わせられてしまうが、ボレーで直接あわせようとして外してくれた。
石川がまったく播戸に付けておらず不用意に高い位置にいて振り切られて、最後は大岩が播戸に付いていた。
神戸のサイドアタックは左右バランス良く機能している。
鹿島はペナ内に一旦入られるとそこからのパスに人がつけておらず危機に陥る。
しかし、そんな危機をヘッドでクリアしたボールが自陣に引いてきたアレックスに渡ると、ハーフラインで野沢に、野沢は大きなワンツーといった感じでアレックスへ折り返し、受けたアレックスがもうペナ前。DFの股を通したスルーパスに野沢が追いつき、DFに体を寄せられながらもゴールに流し込み得点。後半18分に2-0と、スコア上は安定した姿を描き出す。
直後、神戸はエムボマ投入、デカイよエムボマ
23分、カウンターでボールをもった本山を菅原が足を引っ掛け倒しイエロー。
この辺から前に張るエムボマの影響か、神戸の攻めは鈍化。鹿島は丁寧にボールを繋いで行く。
優勢のまま37分、またアレックスを内田に替えてアリを上げる采配。
石川の果敢な上がり、本山から小笠原へのスルーパス、フェルナンドのサイドからのシュート強襲、と依然鹿島優勢。疲れてきた相手に身体能力の高いアリを上げてぶつけていくのはそこそこ機能している様子。

41分には右サイドへの展開のパスに素早く内田が反応して立ちふさがり、コースを消したが股下を通されてペナ内に危険なパスが入る、神戸オフェンス陣が2人反応していたが僅かに届かなかった。
42分にアリ→田代。本山がOHに下がる。
その田代。野沢のスルーパスに反応し、DF・GKと交わしたもののシュートを外してしまった。
44分、野沢に替えて興梠投入。
神戸も落ちてきて、かなり優勢な状態だから新人達の活躍が見れるかと思ったが、ロスタイム3分はグダグダの展開に持ち込んでキッチリ試合を終らせてしまった。
 
やぁ、田代は期待させますね。
アリの身体能力は有効なんだけど低い位置からドリブルしてボールをとられたり、うかつなパスが目立った。まあ慣れればなんとかなりそうだが。
石川の守備はかなりまずい、新井場が復帰してもイエロー3枚なだけにここはウィークポイントになるか。