第9節 セレッソ大阪(ホーム)

ここまで無敗。今回は苦手のセレッソとの対戦。
今期の調子の良さなら苦手など無いと思いたい。
 
[スタメン]
     野沢  アレックス
  本山       小笠原
     フェル 青木
石川  大岩 岩政  内田
       曽ヶ端
 
アリがサブに外れて内田が右SB。
身体能力より連携を取ったのだろうか。
鈴木はサブに復活。
 
[J's−GOALのこの試合]
http://www.jsgoal.jp/result/20050100010520050501_detail.html
 
 
[前半]
開始と同時にペナルティエリアに迫られた、そのタイミングでゴール裏から紙ふぶきが大量に吹き込んできた。プレーに影響がなければいいが。
右サイドで小笠原からボールを預けられた内田がペナルティエリアに切れ込みながら、アレックスに預ける。アレックスが叩いて後ろからフェルナンドの鋭いミドルシュートが最初のシュート。フェルのミドルは当たってる。調子良さそうでなにより。
直後にDFラインから離れて左に開いていたアレックスがペナ横を深くえぐってセンタリング。野沢ヘディングシュートもGKに弾かれる。
6分、セレッソペナルティエリア前で両ボランチや内田まで参加して、クルクルパスを回し、右に開いていた本山がGK前で合わせるパスを流し込んだがキャッチされてしまった。
この後もDF裏GKの前に連続してパスが出るが、GKの飛び出しで防がれる。
パスに合わせようとした選手は次々と倒されているが、GKがボールに向かって飛び出した結果なのでPKはもらえない。
その後もセレッソを自陣に押し込めて、パスをバンバン回して試合を支配していく。しかし点は入らず、右サイドに流れてマークを外している西澤を起点に連続でカウンターを食らう。
そのお返しのカウンター。右サイドを駆け上がった青木がペナ前左にサイドチェンジ気味のロングクロス。走り込んだ小笠原がギリギリでトラップし、アレックスに、これをファーポストめがけてシュートするが、僅かにポストの横。走り込んだ野沢も僅かに届かず。
18分、右サイドドフリーの久藤がDFライン前に迫り、前方の森島を使い壁パスでラインの前をサイドから中央に移動、そしてDFライン裏にスルーパス。走り込んだ古橋に誰もつけずシュートを流し込まれてしまった。先制を許し0-1。
最後、古橋を見るべき位置にいたのは青木でパス直前に久藤を追っていたのが小笠原。CBはサイドから来た久藤の方向に吸い寄せられ、壁パス役の森島のあたりに集まってまった結果、DFラインの穴を埋めるべく青木がラインに吸収されてしまった形。石川のファーストプレスもサイドへの走り込みのみ警戒していてあっさり中に交わされ酷すぎる。
19分に本山が倒されて、ペナルティエリア10m手前あたりからのFK。フェルナンドのキックは曲がりすぎてGKのキャッチ範囲内にいってしまう。ボールはこぼれたが詰めたアレックスは折り返せず。
27分にビックチャンス。自陣ペナルティエリア前からのクリアボールが右のアレックスへのスルーパス気味に決まり、一気に敵ペナ前へ。中央走りこんできた小笠原に渡って、1人交わしてシュートも敵に当たる。しかし跳ね返りが左から走り込んできた野沢の前に絶好の形でこぼれ、ゴールエリア左からフリーでシュートを打ち込んだが惜しくもサイドネット。
32分、またも右サイドに開いてロングパスを受けたアレックスが内田を使ってペナルティエリア内へ、真ん中からシュートかと思いきやタイミングが遅く、DFが集まってしまい後ろに戻した。アレックスのシュート意識がずいぶん低くなっている気がする。
直後にバイタルエリアで敵にぶつかって潰したフェルナンドがイエローを貰う。累積4枚で次節欠場決定。
36分、左サイドからのフェルナンドのFK。跳ね返されたボールからミドルを2発打ち込み、そのこぼれ球に本山ペナ内ど真ん中で合わせようとしたところ西澤に後ろからタックルを食らって合わせられず。巻き戻して確認すると西澤はボールに触れておらず本山の足だけ蹴っていたのでPKのはずなのだが、ゴチャゴチャしすぎていて見れていなかったのか。
45分、ブルーノの逆を取って抜いていこうとしたアレックスが倒され、ペナ3m前からFK。小笠原が蹴って、DFにあたりCK。これも小笠原が蹴り、ニアにミスキック気味に入ってクリアされた。
ロスタイムはセレッソが主にボールを回し前半終了。
どうもうまくいっていない。
守備面でDFラインの前でプレスにいけていない。CBがサイドに引っ張られ、戻ってきたボランチ等もDFラインに空いた穴に入らざるを得ない為か。
攻撃面は割とうまくいっているのだが、アレックスのシュートに行く意識の低さが気になる。最近はOHか1.5列目かというようなパッサーになっており、それが有効だったのだが、シュートを打つということと、シュートレンジへの走り込みが鈍く感じる。
 
 
[後半]
開始からはやや落ち着かせる為か、上がりを控えてパスを回す。
その分、攻めは鈍化。前線でボールが落ち着かない。
8分中盤でボールを受けたフェルに、森島が後ろから足にスライディングをかましてイエロー。フェルナンドが足を引きずる。森島は審判に文句言いまくり。
しばらくしてフェルナンドはピッチから出てしまったが、交代が遅く、10人でゲームを進める。
やっと、14分にフェル→鈴木、アリ→内田と交代。小笠原がボランチに入り、アレックスが小笠原の位置に。
投入された鈴木、いきなりぶつかりに強い所をみせる。ぶつかった下村はイエローを受けながらも手が当たったのか鼻血を出す。
19分、曽ヶ端のゴールキックが西澤の後頭部をグレートスナイプ。西澤は一旦ピッチを出る。
22分、DFラインから上がってきたブルーノから裏にパスがでるがオフサイド
スローでみるとオフサイドかどうかは微妙だったが、DFはオフサイドアピールで足を止めてしまっている。かなり危険な場面。
24分に野沢に替えて興梠投入。OHに入り、アレックスをトップに上げる。
30分、森島→米山と交代。
鈴木の投入で前線でキープできるようになり、石川の上がりもなども待てるようになってきたが、どうも中であわせる人が足りない。
アリはしばしば右サイドを留守にして大きく中に入っていくが、青木がきちんとカバーに入っている。
しかし、前線の動き出しは鈍く、チグハグ。敵に付かれた相手へのパスでボールを失い続ける。
セレッソは39分に久藤→廣山と交代。
この時間帯から鹿島が敵陣に押し込み、セレッソは耐える時間となるがどうにも敵を崩せない。
45分に西澤→黒部。
ロスタイムはペナルティエリア内で押し競饅頭の様相を呈するがシュートは全て敵にあたり、ゴールを割れないまま試合終了。
初の敗北となった。
 
[感想]
フェルナンドが壊されてそのまま修正できずに負けたといった感じ。
パスのリズム、というか動き出しの鈍化は色々な原因が重なっての物。
キープする駒としての鈴木(これはこれで有効なのだが)、小笠原がボランチに下がり、青木はサイドのケアに引っ張られ、フェルナンドはいない。
フェルナンド1人欠けた後の交代でチームが変わりすぎた。
興梠はよくやっていたが、連携でいえば体調のいい野沢並にとはいかなくて当たり前。
さらに連戦の疲労で足は止まるが、展開的にリードしているセレッソはしっかり後ろを固めることができた。
 
この敗戦を引きずらないでいってほしい。