第6節 ジェフ千葉(アウェー)

開幕より無敗、ついに首位の座に帰還した鹿島に、戦力を奪った磐田を叩き潰したジェフが立ちはだかる。お互い無敗、まさに序盤の決戦。
 
[スタメン]
      野沢 アレックス
  本山       小笠原
     フェル 青木
新井場 大岩 岩政  アリ
       曽ヶ端
 
相変わらず怪我で鈴木を欠く。
アリがスタメンに登場。この局面で戦力が上積みができれば大きいが・・・
 
[J's−GOALのこの試合]
http://www.jsgoal.jp/result/20050100010120050416_detail.html
 
右サイドをアリがぷらぷらとドリブルで上がって、ジェフDFライン前でパスを回し、本山が裏に浮き球を送る。飛び出した野沢がボレーシュートを決めた!と思ったらオフサイド
何度か撒き戻してスローで見てももはっきり確認できないほど僅かなオフサイドだった。惜しい。
DFライン裏へのロングボールに走りこんだアレックスがGKと接触してこけたと思ったらシミュレーションでイエローを出された。GKの手はアレックスにかかっていたのだが。
倒れなければゴールに流し込むこともできたのではないか。
と、開始から5分以内でいくつものチャンスが裏への浮き球から生まれている。
ジェフの守備は前節の大宮と同様に引いているが、人数の掛け方が縦に厚みがある。
一旦この形ができてからサイドに素早く振っていけば崩せそうな感じ。
6分、CKの跳ね返りから佐藤にヘディングをたたきつけられゴールを割られるが、オフサイドで助かる。佐藤は微妙だったが、その他の選手が3人も残っていたのではプレーに関与していないとは言い切れまい。あ、俺、審判免許とりました、エヘヘ。
12分辺りで新井場が次々と攻撃手からボールをはじき出す守備を見せる。さすがの身体能力。
ロングボールを追った本山がペナ内で追いついてライン際左サイド。なんと浮き球を曲げて対角のサイドネットを狙った。GKがやっとのことで触り、CKとなった。
18分、自陣からボール運んだ野沢が浮き球で、DFラインの端にいたアレックスへ。
トラップ一発から強烈なボレー。弾いたところをもう一発シュートをかましこれもこぼれたが、詰められずDFに蹴りだされた。
20分からはボールが落ち着かず、頻繁に上下。
パスミスから危機はまねきつつも、やや優勢。
小笠原のスルーパス、野沢の体の使い方、アリの守備技術と見所沢山の鹿島の個人技ショーを楽しむ。
39分に野沢のテクニカルなシュートで魅せたと思ったら、そのリプレイ上がりにハーフライン左サイドのフェルナンドから、DFラインの右端に位置していた小笠原にロングパスがつながり、グランダーで決めて先制。1-0。
しかし、43分にハースの縦パスをDFラインで受けた佐藤が一発反転しシュートを決められる。DFラインといいながらも一番近くに付いていたのは青木。ボールを受けた時に体を寄せられていれば、というのとゴール真ん前でマークを外されたCBのミスが悔やまれる。
1-1、追いつかれて前半終了。
前半、激しい縦のポジションチェンジの為かアレックスが引きすぎている場面が目立った。フェルナンドが上がっていってシュートしていたりするが、それではボランチが1枚欠ける訳で。FWがロングボールの競り合いにあまり強くない影響がこういうところにでているのではないだろうか。ポジション取りは野沢の方がFWらしい。
 
後半も前半のようなペースで推移。
7分、ペナルティエリアに入ろうとした新井場に体をぶつけて倒し、ストヤノフがレッドカードで退場。厳しいようだが得点機会の反則による阻止ってやつですよ。
この判定に対する抗議で阿部もイエローを貰う。
この反則で得たFKは僅かにバーの上へ。
14分、アリのロングボールをDFライン左端で阿部と競った小笠原。
ボールがこぼれ、ラインを割るかというところを拾い、ニアへ落ちるようなゆるいクロスを岩政がドサクサボレーといった感じで押し込んで追加点。2-1。阿部が一発目も競りに行くのが遅れ、ラインに転がるボールも切れると油断したおかげ。
この後、新井場がサイドで体をぶつけられてヒートアップ、ボールが外に出てプレーが切れたところでぶつかり返してしまう。ここは巻、新井場両者にイエローがでた。さっきのレッドの帳尻合わせで新井場だけレッドでもしかたのない場面だったが、巻のしつこすぎる倒れ方に救われた形。
20分にはDFライン前で相手から逃げる形で右サイドにボールを運んでいった青木から前方にロングパス。アレックスがフリーで受けて、ゴールに迫りDFの注意をひきつけたところで逆サイドへセンタリング。ぼてっとワンバウンドしたところを走りこんだ小笠原がボレーでシュート。簡単に流し込む印象で決まり、3-1と引き離した。
しかし、この直後、ペナ前左から佐藤が中央にポンと出したところ、ハースが走りこみざま点で合わせながらもループシュートというウルトラプレーで失点。3-2。
さすがオーストリア代表。関係無いがこの試合をみるまでオーストラリア代表だと思ってた。
この得点後、オシムはトップ下の羽生を下げて、DFの結城を入れてきたが、狙いがわからん、阿部を前に上げたいのだろうか。
28分、右サイドに送られたボールを後ろから相手を追い抜いて奪い、ドリブルで上がっていこうとした青木をハースが倒してイエロー。フェニックスは鳳雛を見抜いて警戒していたのだ・・・いや嘘。
この後にDFラインに4人あまる鹿島のその前の6人に対してジェフは1人のこして8人で猛烈なプレス。数的劣勢を逆にしてしまう魔法を見せられる。
しかし、一旦DFラインを使うことで布陣を広げボールを回せるようになると、左サイドに開いた本山からアレックスにボールが出て、1対1に競り勝ってGKすらも交わしてゴールに流し込んだ。またも突き放し4-2。
この後、巻→林と交代。
野沢が連続でゴールにせまった後は10分を残してペースダウン。
曽ヶ端まで使ってボールを回してから広くフィールドをつかって行く。
37分には本山→深井と交代。もう詰んでますよとセレーゾがオシムを嬲る・・・いや妄想。
40分、ロングボールに詰めてDFから奪った野沢がGKを越えるループを放つが、DFにギリギリでクリアされた。惜しい、5点目という虐殺スコアにならなかったのが惜しい。
41分に青木→内田。右SBに入り、アリがボランチに。
ジェフの足が止まってきたところで深井のドリブル、たまらず倒して佐藤イエロー。
これは狙いどうり〜。
44分には野沢→興梠と顔見せ興業もはたしつつ時間消費の交代。
ピッチ上のお兄さん達と比べると細いなぁ。
そして試合が終って、首位防衛完了。