アジア二次予選 イラン(アウェー)

ここで勝てればかなり楽になるアウェーイラン戦。
4バックになったのは黄金のなんとやらか、イランのサイドアタック対策か。
まあ珍獣を見るように久しぶりの黄金見物としゃれこむ訳ですよ。
 
[スタメン]
     玉田 高原

 中村         中田

     小野 福西

三浦  中澤 宮本  加地

        楢崎
 
 
[前半]
サイドアタックに対しては人数をかけて防いでいる、主にボランチがスライドしているようだが。1人の上がりに対して日本は2人行っている。
左サイドに起用された三浦は思ったより
守備が上手い。
ファールをとられずに相手の体を止める術に長けているようだ。
ファーストシュートは11分、中田のスルーパスから玉田。
切り返しからの体を向いた方向と逆にペナ内をえぐるスルーパスだったが、
その直前の切り返しでちょっと滑って、自分で打つ選択肢からパスに切り替えたような印象をうけた。
20分には玉田が突破にかかったところを潰され、カウンターでマハダビキアに左サイドからの侵入を許し、強烈なシュートを被弾する。これは角度があまりなかったので楢崎がセーブ。
22分にまたもマハダビキアの突破。しかも今度は中央に切り込んできて、まずいと思ったところで転倒。審判が笛を吹く!?
すわPKかと思ったがマハダビキアのシミュレーションにイエロー。
24分にダエイ・中澤のもつれ合う転倒に中村が巻き込まれ、下敷きになりタンカに載る。
その切れたプレーが再開させた一瞬で失点してしまった。
普通にペナ内にあわせるようなFKだったが、6番ネクナムが加地さんを潰しながらもヘッドで落し、ハシェミアンに豪快なシュートを打ちこれてしまった。
0-1、世の中そんなに甘くないという感じ。
失点後はややばたつく。
中盤と引いてきた高原が中央に集まったり、やたら陣形が間延びしたり、前が玉田だけでパスを出すたびにしっかり対応されていたりと。
33分にはカウンターを防ぐために福西がスライディングで足をかけたがあまりにも露骨すぎ、イエロー。
その攻撃でペナ直前でのダエイと中澤の競り合いでファールをとられ、ドまん前からFKを献上。ダエイが蹴って外してくれて助かった。
9番ハシミアン、加地さんが振り向かせまいと後ろから抱き付いてるような形でボールをトラップ、あまり抱きつきすぎるとファールなので加地が体を離した一瞬でシュートを打ってきた(さすがに真ん中に飛んだが)。こういうあたりの執念とそれを実行できる技術(というより経験?習慣?)が恐ろしい。
そういった意味であまり怖くなかったダエイは42分にナビドキアと交代。
46分にも左サイドからマハダビキアにファーを狙った危険なミドルを打たれて劣勢で前半終了。
中田ヒデはどうも調子が悪いのか、危険な狙いのパスが見られない。
高原は引いてボールに触ろうとしすぎ。
福西は替えないと10人で闘うことになるかもだ。
中村・小野も駒の一つとして埋没している印象。小野はシュートやサイド突破もあったが。
ファールを恐れるとガンガン突破してくるイランは手強い、後半に追いつけるだろうか。
玉際の執念が違う感じだ。ジーコはどう修正してくるのだろうか。


[後半]
後半も激しくぶつかりあいながらも攻めていく。
相手に当てられボールがあまり繋がらないため、ゴールの予感がしないと思っていたら大黒のアップが映る。
徐々に日本が攻勢になっていったところ、交代は玉田→柳沢。
思わずプッと吹き出した。日本中がコケた音が聞こえた。
いやいや、俺は信じてるよ、いや本当に。
さて、柳沢の投入で(俺だけ)俄然楽しくなってきました。
とか、思ってたら高原膝を押さえて立ち上がれない。
プレー続行が心配されるような様子。
高原復帰前にゲイリーオールドマンに似たザンディがアラビに交代。
その隙に柳沢単独突破!シュートは競り合ってたDFに当てたが最低限CKは得た。
そのCKを柳沢が競り勝ったこぼれ球に、福西が飛び込みシュートし、ゴール!追いついて1-1。
小野が13番を背中から突き飛ばして倒し、審判は2回目だぞとイエローを出す。バーレーン戦は出れなくなった。
30分にカウンターのボールが左サイドに入り、カリミと競り合った中澤が、勢いあまってラインの外へ行き過ぎて、クロスをフリーで上げさせてしまう。
このボールに加地は中央をカバーしきれず、フリーでヘディングを許して失点。1-2。
これを受けて小笠原を投入準備。
同じタイミングでイランのカリミも交代。
小笠原は小野と交代。
36分に高原→大黒と買えて交代カードを使い切る。
小笠原は左のOHのような位置に入ったようだ。
中田が引いてボランチっぽく、中村は右で良く見かけたが。
しかし残念ながら、必死で攻めてもどこかチグハグでよくボールを失い、ロスタイム終了の30秒前に試合は終ってしまった。