第2節 ガンバ大阪(ホーム)

さて、第2節。浦和に続き、下馬評では優勝も狙えそうな実力派チームと早々に対戦。
なんとかしてなんとかなるといいですね。
 
[スタメン]
      鈴木 アレックス
  本山       小笠原
     フェル 青木
新井場 大岩 岩政  内田
       曽ヶ端
 
 
[J's−GOALのこの試合]
http://www.jsgoal.jp/result/20050100010320050312_detail.html 
 
 
序盤は押し込む。
ここで目立ったのがアレックス。シュートが上手い。
本山のセンタリングをDFを背後に置いてボレー、ファインセーブに阻まれたが、これがゴール右隅にちゃんと飛んでいた。
オフサイドになったが、DFの背後に抜け出してからのシュートは撃つまでが早く、しかも防ぎ様の無い威力でぶち込んだ。
シュート以外はあまり特筆するような動きも無く、味方へ繋ぎすぎる傾向が見られたが。
曽ヶ端は前節につづいて調子よく、序盤の働きは何失点かを防いでいた。
 
小笠原が異議でイエローをもらったが、CKの精度は今日も悪い。
パスを出した後も歩いている。ボールキープからのパスだしはいつもどうりだが、全力で動いた時に差し障りのある故障を抱えているのかもしれない。
 
ガンバは’04年2ndで対戦した時のようなスペースへの動き出しの連動が減って、ボールを後ろの方で繋いで最後だけ速いボールを入れるという戦い方になっていた。
この為、ポゼッションサッカー同士で噛みあう展開に。
 
前半の後の方では押し込まれ、二川の右サイドの突破(ついていたのは内田)から鋭いクロスを入れられてしまう。これをボールを見ていた大岩の死角からアラウージョが飛び出し、大岩の眼前でアウトであわせたボレーシュートを撃たれ、失点。
0-1。

後半
鹿島は押し込まれた時に守備陣がすべてDFラインに偏り、その前がぽっかり空くという光景が頻出。バイタルエリアでフリーで走りこまれてからシュートを被弾しつづける。
ボランチがDFラインに吸収されているわけではなく、青木はサイドのカバーに行っていたり、フェルナンドは戻りきれてなかったりとしている訳だが。
22分に内田→野沢と交代。青木を右SBに動かし、小笠原をボランチ辺りに下げるという複数ポジションを動かす交代。
直後、アレックスが敵陣中央でファールを受け、このFKを素早く右に叩き本山がファーへ長いボールを入れると、敵DFの間に走りこんだアレックスのヘッドが決まる。
1-1、追いついた。
その直後に失点。
右サイドから入ったボールを大黒がDFラインで一度叩く。
フェルナンジーニョDFラインの後ろに置き去りにされた大黒にダイレクトで戻す。
これが、新井場が残っていたためオフサイドにならなかった。
大黒はこれをまたダイレクトで中央に出し、岩政・大岩が追いきれなかったフェルナンジーニョ切れ込んできてダイレクトで右上に打ち込みゴール。
1-2とまた引き離された。
大岩は大黒の叩きをオフサイドと手を上げてアピールしていて、フェルナンジーニョに付いていかなかった。ベテランらしからぬミス。
この後は双方のゴール前へと激しく動く展開に。
35分の主審がガンバのパスをカットした後の野沢へのパスはオフサイドではなかったので録画している人は確認してお楽しみください。主審の関与の帳尻を合わされてしまったか。
その後、本山→深井と交代。深井は2列目起用が多いなぁ・・・。
と、思っていたら深いが左サイド奥で橋本からボールを奪い返し、右サイド深くへ素晴らしいロングパスでの展開を見せた。
このボールを受けた野沢は中にあわせるFWがいなくてやや困り、右サイドに開いていたアレックスに預ける。アレックスから中央に上がって来たフェルナンドにパスが入り、敵DFラインの前のバイタルエリアからゴール右下へワンバウンドのシュートを流し込んで得点。
2-2、再び追いついた。
 
この後、ガンバが大黒→吉原、山口→青木と交代カードを切ってきた。
カウンターを受けつつも、やや押し込み気味に試合を進めたが、引き分けで終った。
 
今節終って、一勝一分。二勝したチームが無く勝ち点ではまだトップグループ。
対戦相手を考えると上出来。
これで新外国人アリがフィットすると優勝の目もありそう。
依然チームの状態、監督の指導力には疑問もあるが、始まった戦いは応援するしか。