第6節 清水エスパルス

 
[スタメン]
     鈴木 中島
 新井場       小笠原
     中田 フェル
 石川 大岩 金古  内田
       曽ヶ端
 
 
前節に続き本山がサブにもいない、骨折して1試合は出場していたのにどうしたのだろうか。
プレッシャーの中では機能しなかった新井場と、守備の不安な石川が先発。
戻ってこないフェルナンドを上げて新井場をボランチに使う手もあると思うのだが。
穴だらけのディフェンスとボランチは修正できているのだろうか。
中島先発は練習で深井、野沢、バロンよりパフォーマンスを見せたということなのか。
(追記:野沢は怪我だった)
清水は戸田がでれないのがやや救い。
 
 
[3分]
スピードに乗って右サイドを切り裂こうとした中島に、鶴見が背中へ肘をいれてファール。審判は注意を与えるもカードはでず。
FKは小笠原が入れ、新井場がヘッドであわせるも(枠を外れていたようだが)DFにクリアされ、そのボールをもう一度ヘッドしたが、GKにキャッチされた。
 
[10分]
ここまでは攻勢。しかもスペースへの動き出し・パスも見受けられる。
中島効果か、修正ができているのか。
新井場は右サイドまで出てきて小笠原が左に動くことも多い。
プレッシャーを避けようとしているのか。
 
[13分]
小笠原の不用意なバックパスがスペースへ出てアラウージョと金古が競り合う形に。
金古はややスライディングを強いられるような体勢に押しつぶされ、ペナルティエリア中央への侵入を許してしまう。ここは大岩がうまくカバーして難をのがれた。
 
[14分]
鈴木のシュートのこぼれ球を中島がキープし左サイドまで出て行きクロス。
飛び出した新井場がゴール間近であわせるもGKにキャッチされる。
 
[15分]
カウンター気味のチョに金古が飛び込むも交わされてしまう。
そのままゴール前中央にボールがわたるが大岩がボール奪取してクリア。
金古が交わされた後も、中田が付いていたし、平走するもう一人にも内田がついていて、余ったもう一人に大岩が来た。
何度も巻き戻してみたが、この局面のマークの受け渡しは素晴らしい。
 
[18分]
センターライン右端から新井場がマーカーをあざ笑うような浮き球をスペースに出す。
これを鈴木がチョンと浮かせて一人かわし、ペナルティエリア右前まで侵入して真ん中の中島へパス。ペナ前真ん中からシュートするも、プレッシャーを感じて慌てて右であわせて威力なく転がし、ゴールを外れてしまう。
 
[20分]
大岩がハーフライン上のボランチとボール交換し、左サイドを上がり鈴木へ。
左奥でボールを受けた鈴木は斉藤の股を抜くが、斉藤は必死に追いすがりサイドへクリア。
 
[22分]
内田がチョに回し蹴りを受けて痛むが、カードなし。
 
 
[26分]
CKを小笠原が中央に戻し、新井場がシュート。
トラップにややもたつき枠を外れる。
 
[31分]
この時間になって初めてのCKをとられた。
アラウージョがファーの斉藤に合わせて、ループ気味のヘッド。
曽ヶ端がなんとか戻ってかき出し、もう一度折り返したボールは叩き落としてキャッチ。
 
[33分]
左サイドのアラウージョから右サイドのチョへペナ横断センタリング。
受けたチョがセンタリングしてアラウージョがあわせるも、枠を外れる。
 
[40分]
右サイドに張り出した中島が中央にボールを入れる。
ボールを待ち構えるDFの前へ、鈴木が左からの飛び込みシュート。
右サイドを突いたグランダーのシュートはGKが何とかはじき出しCKとなる。
そのCKをクリアしたボールを新井場が入れ、鈴木がGKと激突。両方が痛む。
 
[前半終了]
明らかに守備の改善が見られる。
金古が飛び出してチェックに行った際のカバーリングに顕著。
ボランチは新井場が入り、3ボラ気味に守備を行うこともあり。
攻撃は鈴木のスペースへの飛び出し&密集でのキープ、に頼る場面が多い。
後ろに人数を回した分、足元パスよりスペースへのパスが増えたが受け手が少し足りない。中島は序盤にスピードでの掻き回しが効果的だったが、時間がたつにつれ敵の寄せに負ける場面が目立つようになった。
後半はタイミングを見た交代策から一気に点を奪いたい。
 
[4分]
新井場がペナルティエリア左でキープし、フェルナンドへ戻す。
フェルのクロスは鈴木が競り、こぼれ球を小笠原が胸トラップで落しボレーシュートするも、GKの超反応で弾かれてしまう。
 
[6分]
中盤でマークを受けていなかった中田がロングシュート。
素晴らしい弾道だったが、わずかに外れる。
 
[7分]
中田が自陣から敵陣中央までドリブルで上がる。DFがそろって中田を見てしまったところを左サイドへパス。ここから鈴木がフリーで受け、中へ切り込み、真ん中の小笠原に折り返す。
シュートは敵に当たり、こぼれ球に新井場が詰めるがオフサイド
 
[8分]
ペナ右横でロングボールを受けたチョが二人に囲まれアラウージョに戻す。
反転して金古の股を抜くパスを受け、チョがフリーになるが角度の無い所からのシュートは曽ヶ端が弾き出す。
 
[11分]
今度は左サイドの太田にロングボールが入り、石川と1対1。
執拗に中を切り、サイドに走らせたところをスライディング。
CKにはなったもののいい守備を見せた。
 
[12分]
左サイドでロングボールを鈴木と森岡が押し合いながら追う。
鈴木が倒れずに左をえぐり、ゴールラインから中島に折り返すも後ろからスライディングを受けかけた影響か、シュートは枠を外れる。
 
[16分]
久保山→澤登と交代してきた。
こちらの交代でひっくり返してやるお膳立てと思いたい。
 
[21分]
中央で鈴木がすらしたボールを小笠原が拾い、ペナ右前へ。
寄せにきたDFを近寄らせずにぽんとペナ内左側へ。
ここにきた新井場がややバックしながらダイレクトボレー。
角度が無い為か、GKに防がれた。
 
[22分]
内田→青木、中島→深井。
待望の交代だが、フォーメーションの変更は無く、疲れた選手を交代したのみにとどまる。
久しぶりの青木。復活に期待したい。
 
[30分]
ペナ左横で二人をかわそうとする深井、ガチガチ当たられながらもボールを入れられる体勢に、というところで背中から潰されFK獲得。素晴らしい動きだ。
このFKはグランダーの強いボールを中田が空振り、こぼれた所を青木がシュート。
敵に当たって跳ね返ったところを新井場がシュート。敵に当たり右サイドにこぼれてそれを全力で追い、センタリングは大きく外れてゴールキック
CKを蹴ろうとコーナーに近寄った新井場になぜかイエローカード
清水はまた交代、村松→平松。
 
[32分]
チョがオーバーヘッドで自爆。
タンカで外にでる。
ここでバロンが投入準備。
ゴール前からのロングボールを鈴木が深井に胸で落とす。
深井は右からペナルティエリア侵入し一人かわし、シュート。
GKに弾かれる。ドリブルのスピード、シュートと素晴らしかったが清水のGK西部は今日当たりすぎ。
ここで石川→バロン。
3トップに切り替えて総攻撃体制。
 
[36分]
小笠原がセンターサークルから浮き球を送る。ペナ右前で鈴木が受け、ペナ前中央の小笠原へパス。小笠原はシュートコースが無かったのか右へ出す。
ややずれるも深井が追いかけ青木に戻し、速く正確なセンタリングが入るが、鈴木は斎藤に競り負けクリアされCKとなる。
ここでアラウージョ→池田。怖い選手が消え、DFが増えた。
清水は引き分け狙いか。
 
[39分]
センターサークルで鈴木、バロンとボールが渡り、深井へスルーパス
深井がスピードに乗って受けるも、DF一人目にボールを弾かれ、もう一人にカバーされてボールはGKがキャッチ。
 
[41分]
バイタルエリアでボールをはたこうとした鈴木が、抱きつかれるように潰されFKゲット。ペナルティエリア前やや左側から、意表をつくタイミングで主審が離れてすぐに小笠原が蹴るが、ゴール真ん中に飛びGKにキャッチされてしまう。
[42分]
フェルナンドの馬鹿なスルーからカウンターを受けかけた所を、金古が潰しイエローカードを受ける。馬鹿の尻拭いのプロフェッショナルファールでせっかく安定してきた金古が次節出場停止。
 
[44分]
ペナ左横で鈴木がユニを引っ張られてFK。
小笠原が直接ファー側を狙うもバーに当たりゴールキック
 
 
[試合終了]
終了間際に圧倒的な攻勢をかけるも今回は点を取れず、DFを増やす清水の采配が当たった形に。
今日のテーマとして守備再建があり、それは達成された。しかし優勝に向かっては、またも勝ち点2を失うことになり、また一歩後退した。
シーズン中に守備崩壊、再建などしていては優勝は狙えないといったところか。
青木は好パフォーマンス。右SBのレギュラーも狙えそうだ。
中島は力不足、スピード・顔出しといいところを伸ばし、今は焦らず力を蓄えて。
深井はプレッシャーの中でもかき回せるところを示した。
鈴木の動きが素晴らしい。
新井場は左右に大きく動くことでプレッシャーを受けずに技術を発揮することができたようだ。
次節、金古が出場停止になり折角再建した守備がまた綻びないことを祈る。