第10節 浦和レッズ

 
[スタメン]
 
      鈴木 深井
  本山       小笠原
      中田 フェル
新井場 大岩 岩政  内田
       曽ヶ端
 
 
補強した戦力も噛みあい、まさに満ちたることこぼれんが如しの浦和を、こぼれっぱなしのウチがホームで迎え撃つ。
勝ち点で届かなくても、意地を見せられるかという一戦。
 
 
[J's−GOALのこの試合]
http://www.jsgoal.jp/result/20040100020320041023_detail.html
 
 
[0分]
鹿島の前からの激しいチェック。
今日は運動量が5割増な印象。
 
[4分]
自陣ペナルティエリアに押し込まれた状態でボールを奪い返すが、前にだしどころが無く、ボールを持つDFにもプレッシャーがかかる局面。
なんとか逆サイドフリーの新井場までつながるが、ドリブルで周りを見回しながら上がっていってもだしどころが無かったのか、前にロングボールを入れてボールを失う。
 
[9分]
中田がダッシュしてボールを受け、そのまま高速ドリブルで上がろうとするが、タックルを受けて転倒。
転がる所に長谷部がトドメのスライディングを入れてしまい、長谷部にイエロー。
 
[12分]
三都主のサイドに開こうという体勢はフェイクで中央にパス、永井が前方のスペースに送り込み、田中達也の飛び出しにピタリと合ってシュート。
ゴールを決められ、0-1。
 
[15分]
左サイドを切り裂いた本山が敵ペナ内にパス。飛び出してボールを受けた深井がシュートするも、わずかにポストを外れる。
 
[20分]
鹿島の前からのチェックは消えつつあり、いつもの低い位置に構えたディフェンスに戻りつつある。
ラインが低いため、ボランチの前や横にスペースができ、サイドチェンジ等を容易にされてしまっている。特に三都主がフリーでボールを持ち起点となる傾向が顕著。
まだ逆襲時には5割増の運動量を見せているが、戻りきれていないということか。
 
[22分]
コーナーキックから岩政がヘッドをぶち込んで追いつく。
1-1。
 
[28分]
FKの跳ね返りを三都主の所にクリアしてしまい、たまらず内田がスライティングで倒し、イエローを受ける。
そのFKがバーに当たり(パンチングの可能性もあり)、跳ね返ったボールを田中達也がヘッドで押し込む。
早い時間に失点し、1-2。
 
[30分]
ハーフライン近くでフェルナンドが勢いに任せたスライディングを相手の足元に深くいれて貰う必要の無いイエロー。
 
[32分]
後ろに大きくスペースを開けた状況で永井に飛び出されそうになり、大岩が進路を塞ぐように当たりにいってイエロー。
劣勢を気合でカバーするしかなく、カードが溜まっていく。
 
[37分]
左サイドからの小笠原のFKは珍しく速いボールでニアを狙った。
相手に当たりCKに。それも当たり、もう一度CK。
その最中、キッカーの動きをみて歩いている場面で鈴木がアルパイに髪の毛を引っ張られ、倒される。
審判が見てなかったのか、ファールにもならなかった。
 
[44分]
相手をペナルティエリアに押し込んでその前で余裕の無いパス回し。
ペナ右前でボールを受けて、中央の密集へ突っ込むかと思われた深井が対角でマークのついていない小笠原に浮き球でパス。
小笠原がファーに低いシュートを決めてゴール。
追いついた。2-2。
 
 
[前半終了]
運動量・前への意識が5割増だが、浦和の動的な攻撃に苦しみ、スコアはタイ。
浦和の攻撃はスペースへの動き出しと、ボールを受けてからのドリブルの組み合わせでマークを振り回してしまう。
エメルソンは神経質にマークして今のところは封じ込めているようだ。
三都主がフリーで起点になってしまう問題はそこにチェックにいくべきフェルナンドに問題があるように見える。前半の後の方ではセレーゾに言われたのか、その位置でチェックにいっていたが、どうにもラフでカードを貰ってしまったプレーの他にも危ない当たりが見られた。
その穴を小笠原が下がってきてカバーという場面も少ない。右サイドに張り付かず、前線を動き回っているから戻りが遅れるのか。
 
 
[0分]
浦和はアルパイを堀ノ内に変えてきた。故障とのこと。
交代カードで一枚有利に。
 
[5分]
敵陣の最終ラインを飛び出しで振り切ろうとして深井を堀ノ内が後ろから倒してイエロー。
FKはフェルナンドが蹴ったが上にふかす。
 
[8分]
新井場が戻りきれてない局面で左からエメルソンに侵入されるが、大岩の時間をかけた応対でしっかり守れた。相手と見合ったまま直立不動、さすがやるべきことがわかっている。
 
[17分]
エメルソンの飛び出しを岩政がタイミング合わせてワンステップ入れることでオフサイドにしとめる。こんなこともできるようになってるんですか、うちのDFラインは。
 
[20分]
やや押し込まれ気味ながらも殴られたら殴り返すことができている中、こちらのカウンター一番手の深井を本田に交代。
本田を底にいれることで両ボランチをあげ、トップ下小笠原で中盤ダイアモンドに。本山をFWに上げるとのこと。
 
[27分]
中盤がルーズすぎ、フリーの浦和の選手が多すぎ…と思っていたら田中達也が右サイドを切り裂き、中央にクロス。あわせるのはエメルソン!岩政がマークしていたおかげか無理な体勢からのシュートは外れた。
 
[32分]
ここで本山→中島。
ううむ。賛同しかねる。
 
[34分]
内田→金古。3バックに移行。
新井場を上げるとして、右WBの位置にはフェルナンド?
 
[.37分]
浦和は永井を上げて3トップへの指示を出している様子。
3バックに対して3トップか。
岩政と曽ヶ端が交錯し、曽ヶ端が痛んでいる。
 
[39分]
浦和のカウンター。ボールホルダーとは別に、右サイド方面フリーで二人走られている。その内の一人エメルソンにボールが渡り、ペナ右前。ゴール方向にマークを背負っていたが、僅かなコースにカーブをかけてシュート。ファー上隅に吸い込まれてゴール。
2-3。
 
[41分]
フリーでペナ内をルックアップしてからの新井場のクロスが、GKに飛んで楽々キャッチされる。
中で鈴木が怒っている。
 
[43分]
長谷部がタンカにのり、酒井に交代。
普通に守備固めか。
 
[47分]
うわー!コーナーフラッグ付近のキープをされた…
真似すんな!
 
[試合終了]
エメルソンのインタビュー中に地震があって揺れで気持ち悪い。
戦前の予想からしたら善戦といったところだが、負けは負け。
後半は逆襲に転じても攻撃時にスペースに走れない、常に上がりを待つ悪癖が出た。
交代で入った面子を見るとサブ戦力の充実の必要を感じる。
ファビオ・ジュニオールはまだ使えないのだろうか。